アドベンチャーワールド
昨年末から、約3ケ月の予定で大阪に長期出張している夫と、現地集合で和歌山県のアドベンチャーワールドへ家族旅行をして来ました。
昨年の8月に産まれたジャイアントパンダの赤ちゃん、彩浜(さいひん)がまだ小さいうちに、ぜひこの目で見に行きたいと思っていた夢がかないました。
鳥取県米子市で産まれて、里帰りの度に飛行機に乗っていた記憶は、5歳になった息子からはすっかり消えてしまったようで、「どうやって飛ぶの?」と興味津々。
機内サービスでは、自分でメニューから「ビーフコンソメスープがいい!」と選び、CAさんに水を足してもらったおかげで舌を焼くこともなく、美味しいおいしいと大満足の様子。
よく晴れた夕刻のフライト、機内からは見事に富士山が見え、南紀白浜空港に着く頃には美しい夕焼けを上空から眺めることも出来ました。
白浜温泉の近くに宿を取り、かけ流しのお湯で温まって、翌日は開園と同時にアドベンチャーワールドへ。
まっしぐらに向かったのは当然、ジャイアントパンダの施設。案内表示を見ながら3頭のパンダが暮らす「パンダラブ」という施設を目指すと…
いたー!そしてち、近いっ!
ランラン・カンカン初来日のリアタイ世代としては、並びもせずにむき出し(ガラス越しでない、という意味です)のジャイアントパンダと遭遇出来るというだけでもう、信じられない…と興奮が(笑)
朝のお食事タイムで、バリバリ、ぼりぼりと竹を噛みしだく音まで聞こえるのに感激。どんなにゴロゴロ転がり回って遊んでも、堀に転落しない不思議に感動。
ひとしきり体を動かして遊んだ後は、水浴び場に入ってほっと一息。「いい湯だな」とつぶやいているかのようなこの背中のライン、見ている皆に笑いが広がりました。
お父さんパンダの永明とお母さんパンダの良浜は、赤ちゃんの彩浜と一緒に別の場所(ブリーディングセンター)に住んでいます。
こちらはさすがに行列が出来ていましたが、人垣の向こうからちらっと見える赤ちゃんパンダの姿を見ていると、待つ間も楽しい。なんでこんなに可愛いのかよ~…
最前列に来て間近に観察した時、ちょうど竹をひとしきり食べ終わったお母さんはゴロンと横になったところ。そこへ「ねぇねぇねぇおかーさーん、ねえったら~」とアフレコをしたくなるくらい、構ってほしくてまとわりつく彩浜。
ああ、この構図!まさかパンダに会いに来て「わかるわかる、お母さんがんばれ…」と、母の心情に深く共感することになるとは思いませんでした。
そして、こんな時代もあっという間に過ぎ去って行くのだということも…
広大な園内で、パンダのみならず、サファリワールドもマリンワールドもアニマルショーもたっぷり楽しめるのがアドベンチャーワールドのすごい所。
17時の閉園時間まで、本当にあっという間に時間が過ぎていってしまいました。けものも鳥も人も、いきものって不思議ですごい。息子よりも大人の方が、命のパワーをもらって元気になったかもしれません。
二泊三日の旅の終り、空港へ向かう前に、南紀白浜の代表的な景勝地「千畳敷」へ行って来ました。
これもまた、自然が長い歳月をかけて生み出した風景…
翌日に50才の誕生日を控えた夫のお祝いも兼ねた旅行、最後に転んで怪我をしないで済んで何よりでした(笑)
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