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カテゴリー「日本の芸能」の記事

2013年12月27日 (金)

千両役者?

思わず歓声をあげてしまったほど、楽しい贈りものをいただきました。

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一心堂本舗の「歌舞伎フェイスパック」
…美容液を浸み込ませたよくあるマスクシートに、ご覧のとおり歌舞伎の隈取がプリントしてあるもの(笑)

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包装を開くと、パッケージの裏側にはこんなご丁寧な解説が。市川染五郎丈監修というから、なかなか本格的です。隈取で目の下のクマも取れるということでしょうか(笑)

このプレゼントの贈り主は義妹です。
今年は、わが家の長年のふたり暮らしに息子が加わったメモリアルイヤーでしたが、実家の弟が結婚したので、私にとっては初めて妹が出来た年でもあったのです。

仕事の関係で平日に行われた挙式に私は参加出来ませんでしたが、幸せそうな二人の晴れ姿を写真で楽しみました。
長い交際期間の中で、すっかり家族の一員のような気になっていた温かい人柄の彼女が、実家のお嫁さんになってくれたご縁に、あらためて感謝した次第です。

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「ご使用方法」の説明イラストと文章も秀逸。読み進めると、なんだかじわじわ来る面白さ…すぐ使ってみたいような、大事に取っておきたいような。

2012年4月27日 (金)

文楽4月公演

フライングでゴールデンウィークに突入し、出勤する夫より一足早く家を出て、高速バスで向かうは大阪。
一泊のひとり旅の目的は、国立文楽劇場です。

110427bunaku0_2バスが発着するO-CATのビルには、文楽グッズを扱うショップが入っています。
文楽は上方を代表する芸能ですものね。
手ぬぐいやきれいなポストカードは、海外へのお土産にもピッタリです。

劇場のお土産売り場でも人気の「文楽せんべい」。

中でもそらまめが入った「ビンズせんべい」は私の大好物で、夫が大阪に出張する時は買って帰ってくれます。
袋の口を開けたが最後、やめられないとまらない…美味しく恐ろしい(笑)お菓子です。

ランチをいただいたのは、「いつか行きたい!」と思いながら機会を逸していた「クレープリー・アルション」。
平日だったせいか、行列必至の人気店なのに、すぐ席につくことが出来てラッキーでした。

ガレットも食べたかったけれど、悩んだ挙句、スープ・サラダデザートのクレープを選べるサラダランチに決定。

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食後の紅茶も薫り高く、羽根を伸ばす日にはピッタリの、テンションが上がるひとときでした。
ここなら劇場も近いし、クレープリーと文楽、って組み合わせ、いいじゃない!とひとしきり喜んだ後、

「…でも、次はいつ来られるんだろう…il||li _| ̄|○ il||li」

と、遠方に住むわが身を恨めしく思うのでありました(泣)

半年ぶりの文楽鑑賞。
この日見た第二部の演目は「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」です。

歌舞伎や文楽の多くは、江戸時代の封建社会の価値観を映して、主従や親子、といったタテの人間関係の中、忠義と孝行のため犠牲を強いられる人々のお話になります。

この演目の主要なあらすじは、お城仕えの奥女中の間で繰り広げられる陰謀と愛憎のドラマ。
「女忠臣蔵」という異名もあり、「お局さま」という言葉の語源はこのお芝居だという説もあるとか。

悪役の局にイジメ抜かれ、耐えられぬ辱めを受けて自害したお女中の仇を、その召使が討つ…
と、シンプルにまとめてしまえばそういうストーリーなのですが、職場で女同士の人間関係に悩んでいる人には他人事と思えないのでは( ´・ω・`)

文楽を楽しむ上で、基本姿勢が「お人形萌え」(笑)の私は、舞台の上で人形が哀しむ様子に本当に胸が痛んで、人間が演じるお芝居以上に感情移入してしまいます。

敬愛するご主人を亡くした愁嘆場の後で、「あのお局め!ぶっ殺す!!!」(←超意訳)と、復讐の鬼と化す召使のお初ちゃん。
その煮えたぎる怒りの凄まじさ、タランティーノの映画「キル・ビル」のユマ・サーマンも真っ青、でした。

この演目、イジメの場面にしても仇討ちの場面でも、女同士の争いにしては驚くほどのバイオレンスな展開で(lll゚Д゚)礼儀正しくお行儀のいい召使が、文字通り髪ふり乱してブチ切れる場面の迫力といったら!
人形遣いはもちろん、大夫さんの全身全霊の語り、かき鳴らされる三味線の音の気迫に心を揺さぶられ、ボロボロ涙が出てしまいました。

文楽は人間の渾身の芸によって、命のないものに息が吹き込まれる芸。
舞台を観ると、いつも「一生懸命」の気のパワーをもらえるような思いがします。

それなのに、この夜も劇場には、哀しいくらい空席が目立って胸をつかれました。
四十路を前にしてその魅力を知るまで、私自身もまったく、文楽とはご縁がなかったので、偉そうなことはいえないですが…
鑑賞後の余韻と、ガラガラの客席を見た切なさを抱えつつ、異国の言葉が飛び交う夜の道頓堀界隈を歩いて帰ったのでした。

2012年3月12日 (月)

柳家三三で北村薫。

3月11日は、早起きして神戸へ向かうバスに乗りました。

日本中が、震災の犠牲となられた方を悼んで黙祷を捧げたあの時間、兵庫県立芸術文化センターのホールで、この方の話芸に聴き入っていました。

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北村薫さんの初期の代表作、「空飛ぶ馬」をはじめとした“円紫さんと私”シリーズ。
女子大生の「私」と、落語家の「春桜亭円紫」が探偵役となって、周囲で起こる辻褄の合わない出来事の謎を解き明かしていく連作は、繰り返し読んだ大好きなミステリです。

私が実際に「落語を聞きに行ってみよう」と思うようになったきっかけはTVドラマでしたが、それより遥か以前、「落語って奥深くて、面白そう…」と初めて興味を持ったのは、この本に出会った時でした。
ストーリーの軸に落語のあらすじが絶妙にからんでいると同時に、落語好きの主人公の目を通して、落語家がいかに決まった噺に独自の解釈や工夫を加えるか、その魅力も十分、伝わってきます。

だから、大好きな柳家三三さんが、このシリーズを題材にとりあげた、というのは、目を疑うような嬉しいニュース!
…だったのですが、地方在住の哀しさ、とにかく会場が遠い…(;´д`)トホホ
休日に日帰りできる場所での上演ということで、やっとこの日、機会を待ち続けた夢が叶ったのです。

今回は、本に収められた「砂糖合戦」という小説が、一人語りで演じられました。
中入りの後は、小説の中で取り上げられる「強情灸」という落語が。
一粒で二度美味しい上に、終演後は著者の北村さんと三三さんのトークコーナーもあって、ファンとしては本当に贅沢な、遠出の甲斐がある時間でした。

ちなみに、小説を語る部分では、三三さん、普段の和服とは打って変わって、スーツ姿で台に腰掛けて、というスタイル。
高座に出入りする時の、お囃子にのってヒョコヒョコ、何ともいえない不思議な歩き方をされるのが有名な特徴なのに、靴だと普通に歩くんだ…(笑)というのが、新たな発見でした。

この日の会場では、黙祷も募金も特に行われなかったものの、入場者に配布されたパンフレットにあったこの一文は、皆に共通する心情だったと思っています。

「作品自体は、震災に関わるものではまったくありませんが、ひとつの舞台が予定通り上演されるという当たり前の日常を、しっかり心に刻もうと思います。そして、今なお数々の苦難に向き合っている、東北の方たちのことも。」

***

会場へ行く前に、「グリル一平」でランチタイムを。神戸でクレイジーケンバンドのコンサートを聴くと、いつも剣さんが「新開地のグリル一平!最高!」を連呼するので、一度は行ってみたい…と思っていましたら、三宮にも支店が出来ていましたヽ(´▽`)/

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ニューアルバム「イタリアンガーデン」の1曲目のタイトルにもなっている(!)メニュー、「マカロニ・イタリアン」を迷わず注文。

鉄板の上で、デミグラスソースたっぷりのマカロニが玉子と一緒にジュウジュウ言っています。(ちなみにバージョン違いで、スパゲッティ・イタリアンもありました。子どもの頃、世界にはスパゲッティはナポリタンとイタリアンしかないと信じていたなぁ…)

マカロニをおかずに白いご飯をいただきたくなるような、濃厚な味でとっても美味しかったです!今度行ったら、オムライスかメンチカツに挑戦したいな。

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大満足で、時間をつぶしに入ったドトールにて、まさかの剣さん発見。プロモーション、がんばっておられますね。とってもいい曲がそろったアルバムなので、私もヒットを祈念!

2012年3月 4日 (日)

桂吉弥 落語会

桃の節句のお出かけは、久しぶりの落語鑑賞でした。

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会場は、島根県安来市。米子は鳥取と島根の境目といってもいい場所なので、隣の県といっても車の移動時間は30分足らずです。

会場の市民会館に着くと、おそろいの「桂吉弥後援会」の法被を身に着けたロマンスグレーのオジサマ達が、大勢で受付に並び、もぎりをしたりグッズを売ったり。

上方落語の本拠地から遠く離れたところで、こんな熱心なファンの方たちがいるのか…と驚いたのですが…
実は吉弥さん、奥さまが安来市のご出身という関係で、「安来ふるさと大使」にも任命されているのだそうです。

縁の深い場所での落語会は、地元の後援会の方たちに支えられてずっと続いてきたようで。
(去年までは予算の関係でCDでしたが、今年はお囃子さん連れてきました…と、嬉しそうに高座で報告されていました)
落語会の前には後援会長さんのご挨拶を拝聴し、四席たっぷり楽しみました。

<演目>

 桂 鯛蔵  「子ほめ」
 桂 吉弥  「尻餅」
  -仲入り-
 桂 紅雀  「替り目」
 桂 吉弥  「愛宕山」

NHKの朝ドラ「ちりとてちん」でファンになった吉弥さんはもちろんですが、この日ご出演の紅雀さんも、大好きな噺家さんの一人です。

舞台に登場した瞬間から、落語が終わって舞台裾に引っ込む最後の一瞬まで、機嫌の良い風情で、客席のこちらの気持ちをなごませてくれる明るさ。いつも、見ていてホッとするのです。
(「綾鷹」のCM、日本全国綾鷹試験・落語家さん篇に、ちらりと登場していらっしゃいます)

吉弥さんも、いつ見ても安心して笑わせてもらえる、品質保証お墨付き、という感じの安定感。今回も堪能いたしました。
人間国宝・米朝師匠のお供で祇園の花見小路に行く話、何度も聴いたけど、いつ聴いてもホントにおかしい、大好きなマクラです。
お餅つきの音を手を叩いて表現したり、山登りの様子を座布団上の動きで見せたり、落語も身体表現が大事な芸術なんですね。

ところで安来といえば、どじょう掬いの安来節が有名です。
途中で渡った橋のたもとの一見モダンなオブジェも、よく見たら…

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アラエッサッサ~