国立劇場文楽鑑賞教室
先週の歌舞伎に続いて、今週も新国立劇場で #夏祭浪花鑑 。今度は小劇場で文楽を。
国立劇場主催の鑑賞教室ですが会場は新国立劇場です…って、まったくいつまでこんなややこしい状況が続くのか。
嘆きつつも、今月の歌舞伎と文楽を両方観る人には「セット割」があり、ありがたく利用いたしました。
中劇場の歌舞伎も色々な工夫、苦心のあとが見られましたが、小劇場の文楽も勝手の違いはあり…まず、いつもなら床本の字幕が舞台に出るのが、スクリーンが設置出来ないのか、必要なら各自スマホアプリでご対応ください、というスタイルになっておりました(あっちゃこっちゃ視線を移す自信がなく利用せず…)。
今までの劇場よりも空間がスタイリッシュな雰囲気で(とにかく壁も床も黒くて暗い)、照明が映える設計を活用する試みでしょうか、現代劇かミュージカルか?というくらいライティングが凝っていました…幕切れにピンスポットを受けてキマる団七は新鮮。個人的には、そんなに光で演出しなくても、人形遣いの技量でどんな感情も存分に表現出来るはず、とも思うのですが、これはこれでかっこよかったです。PARCO劇場の新作文楽を思い出しました。
私が拝見したのはAプロでしたが、人形も床もバランスよく、長町裏の迫力は凄かったです。
推しの紋秀さんがおつぎさんを遣っていて、魚を焼く手元を延々見てしまいました。
以前の同僚がこのところすっかり文楽にハマってくれており、この日も大満足とのことで、案内人として一安心。
後半戦に入った今月の国立劇場公演、歌舞伎も文楽も熱演を大いに楽しませてもらって感謝です。油照りの暑い夏も、芝居の中で伝わる熱さなら最高!
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