2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

* link *


無料ブログはココログ

« チームラボボーダレス | トップページ | 御即位記念特別展 正倉院の世界 »

2019年10月14日 (月)

真実

191011verite

カトリーヌ・ドヌーヴが大好きで(さすがに、リアルタイムで封切を観た主演映画は「インドシナ」あたりからですが)、ジュリエット・ビノシュの鮮烈なデビュー当時を鮮やかに記憶している世代の私としては、是枝裕和監督の最新作が、この2人を母娘役にした映画になるというのは大変に胸が躍るニュースでした。

公開日は、私の五十才の誕生日の前日。
何か勝手に因縁めいたものを感じて、台風が接近しつつある中を映画館へ出かけました。

監督ご自身は、恐らく自身の映画製作を一からリフレッシュしたいという思いで言葉の通じない環境を選ばれたのでは、と想像しますが、スクリーンを前にした私が目にしたのは「カトリーヌ・ドヌーヴが樹木希林に見え、イーサン・ホークが阿部寛と重なる」これは何かのマジック?と言いたくなる光景だったという…

「〇〇調」「〇〇節」という表現で、多くの名匠の作品群が呼ばれてきたように、是枝監督のスタイルはかくも強固に確立されているのだなあ、と再確認しました。
人の心に潜む、凄まじい意地悪さを描きだす容赦の無さも健在。正しさとは無縁のところでも、温かく結びつく人間関係の快さ。淡々とした描写に差しはさまれる、吹きだしてしまうユーモアの数々。映画は終っても、人生は一筋縄ではいかず続いていくであろうよ…ということがありありと伝わるラストシーン。

前作「万引き家族」を鑑賞した後は、何だかその場に立ち尽くしてしまうほどの重量級の見応えを感じていましたが、今回は、舞台になった秋のパリの空気のように、心地良く身体を動かして一歩を踏み出していける、そんな後味でとても良い時間を過せました。

ドヌーヴ様が放つ「クレープ食べたかったナ~…」の一言のかわいらしさといったら、もう!

 

翌日の誕生日は台風19号の影響により、買い置きした食事と飲み物をお供に終日家で過しました。前日のうちに夫が買ってきてくれたケーキとキャンドルでお祝いもしてもらいました。

191011verite2

夫と息子が寄せ書きしてくれたバースデーカード。三連休に予定していた小旅行はキャンセルとなりましたが、家族からも友達からもたくさんのお祝いメッセージを伝えてもらい感謝。

191011verite3

台風一過の中で報道される被災地の惨状を目にすれば、何一つ失うことなく「いつもの生活」を送ることが出来ていることだけで、十分、十二分に幸せなバースデーウィークです。

同級生たちと、無事を確認しあいながらSNSでおしゃべりしていて、五十才になった記念に義援金はずもう、という話題になりました。頭が沸いているうちに思いきってしまった方が良いこともある。手を差し伸べる方の側にいられるありがたさを噛みしめつつ、出来ることをやれるだけ、形にしたいと思います。

« チームラボボーダレス | トップページ | 御即位記念特別展 正倉院の世界 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« チームラボボーダレス | トップページ | 御即位記念特別展 正倉院の世界 »