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2019年4月 6日 (土)

奇想の系譜展

春休みの終盤が風邪の療養で潰れて、お花見もままならなかったことを取り返すべく、入学式の翌日に上野へ出かけてきました。

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ちょうど上野公園は桜の盛り。午後の遅い時間から出かけたこともあって、昼の部と夜の部のすき間にもぐりこんだか、花見客の混雑もほどほど。
満開の花の下をゆっくりと、上を向いて歩くことが出来ました。

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この日のお目当ては、会期最終日を翌日に控えた「奇想の系譜展」でした。
現在の日本美術史の評価、価値基準を決定的に変えた分水嶺ともいえる、辻惟雄の著書「奇想の系譜」
日本人に忘れ去られていた伊藤若冲や曽我蕭白らに光をあてて、アイドル的人気者にまで押し上げるきっかけを作ったこの本、わが家にも文庫版がありますが、図版は白黒もちろん文庫サイズ…
紹介されている名だたる絵画の実物が拝めるとあれば、この貴重な機会を逃すのはもったいない、と思いました。

「江戸絵画ミラクルワールド」というサブタイトルがついていましたが、「奇想の系譜」で取り上げられている岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳の6名の他に、白隠慧鶴、鈴木基一の作品も取り上げられ、いずれ劣らぬ画力と、「昔の人」という先入観をぶち壊してくる発想のパンクな奇抜さに圧倒されました。
今の時代のポスタービジュアルに通じるようなデザイン性とか、まるでマンガみたいな単純化されて楽しい表現とか。
「山中常盤物語絵巻」の、平面の紙に描かれているのに、ずっしりと重たい貴金属の宝物みたいに見える質感(つまりはそれだけ濃密な筆致で細部まで描き込まれているということ)など、実物を観られたからこそ実感できたことも多々あり、この時間に感謝したい、と心から思いました。

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Eテレ「びじゅチューン」のおかげで、国芳の「宮本武蔵の鯨退治」が見たい!と言っていた息子も、動物や鬼や妖怪が続々出てくる展示内容を楽しんでいました。

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