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2019年2月19日 (火)

二月大歌舞伎と大人のいちご狩り

お友達と十二月の阿古屋以来の歌舞伎座へ、幕見席で夜の部の観劇を楽しんできました。

当日販売しかない幕見席のチケットが売り出される時間まで、大手町のアマン東京にある「カフェbyアマン」でティータイムを過ごしました。
丸の内のビル街の中というのを忘れそうになる、緑に囲まれた空間。隠れ家感があり過ぎて、中に入るのに迷いに迷ったのは内緒(笑)

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季節限定「苺づくしのフォレデセール」。
タルトやミルフィーユなど一口サイズのケーキ類に、ミックスベリーのスープや、メレンゲやアイスののったコンポート、キャラメルをディップしていただく苺など、飾り棚のような独特なトレイに赤が映えるセッティング。
ラグジュアリーな「大人のいちご狩り」という感じでございます。

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さらに、選べるクレープがついています。「旬のいちごのクレープ」を選んだら、なんとクレープ生地にいちごが練り込まれて、バラの花の形になって出てきたのは嬉しい驚きでした。
見るなり「ローストビーフかと思った…」と口走ってしまったのは、これも内緒(笑)

あいにくの空模様と冷え込みで、歩いて移動するのはあきらめ丸の内線で銀座へ。
天候のせいか、拍子抜けするほど幕見席のチケット売り場は人が少なくて、難なく二部と三部のチケットを購入することが出来ました。

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開演までの時間を、B1Fの木挽町広場をぶらぶら見てまわって過ごしました。年末はクリスマスツリーが飾ってあった場所には、立派な七段飾りの雛人形が。

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当月の企画として、楽屋の化粧前が再現され、実際に座って写真撮影することも自由…というコーナーが出来ていました。

開場時間に合わせて4階ロビーへ移動、整理番号順に客席へ。舞台中央の前列、見やすい席で鑑賞したのは、長唄舞踊の「當年祝春駒」と「名月八幡祭」。

今月は、故・尾上辰之助丈の三十三回忌追善ということで、孫にあたる尾上左近君が舞踊では見事に曽我五郎を表現していました。

そして「名月八幡祭」では、三十数年前に辰之助とこの演目で共演した仁左衛門サマ玉三郎サマの人間国宝カップルが、時を経て息子の尾上松緑丈と演じるというのが見どころ。

お話自体は、越後から江戸に出てきた真面目なちりめん屋の行商人が、深川芸者に惚れてしまったがゆえに、取返しのつかないレベルで人生を踏み外す哀しい展開…

…なのですが、観ているこちらとしては、芸者美代吉を演じる玉サマと、彼女とくされ縁でつながる情夫の仁左サマの艶っぽさにうっとりでした。
目先の快楽のことしか考えられない二人の浅薄さ、ワルさ、どうしようもなさもひっくるめて、ずっと観ていたいと思わせられるだだ漏れの魅力。こんなにも「いいぞもっとやれ」というフレーズが似合うイチャイチャぶりを、私は他に知らない。

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熱にうかされたようにのぼせあがった身体に、二月の夜気はピリッと鋭く…現実に引き戻されながらも、帰りの道中ではずっと、目に焼き付けた麗しい二人の姿を反芻しておりました。

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