2018年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

* link *


無料ブログはココログ

« 犬ヶ島 | トップページ | デザインあ展inTOKYO »

2018年8月 5日 (日)

トーハクの休日―「縄文」と「なりきり日本美術館」

180805tohaku1
酷暑、という字面が本当によく似合う夏でした。
上野駅から汗を拭きふき、東京国立博物館を訪れました。息子5歳、トーハクデビューです。

当初の目的は、平成館で開催中の特別展「縄文―1万年の美の鼓動」を鑑賞することでしたが、もう一つのお目当てが…

180805tohaku2
本館で夏休み期間に合わせて開催されている「トーハク×びじゅチューン!なりきり日本美術館」
息子は、本館の入口で見慣れたイラストを目にした瞬間「こっちからいく!」と譲らず…

180805tohaku3
アーティストの井上涼さんが、古今東西の美術作品をアニメーションと共に歌で紹介する、NHKEテレの5分番組「びじゅチューン!」。 

親子で大好きなこの番組のコンセプトが、そのまま最新技術を駆使した体験型の展示になっているのですから、もう大人もワクワクが止まりません!

180805tohaku4
菱川師宣の「見返り美人」に自分の動きをシンクロナイズドさせる展示「見返らなくてもほぼ美人」。

180805tohaku5
「体感!ザパーンドプーン北斎」のコーナーでは、神奈川沖浪裏のあの大波を実物大(?)で体感することが出来ました。波の気持ちになって富士山にラブコールを叫ぶ試みもあり。

180805tohaku6
顔はめパネルの未来形?「顔パフォーマー麗子」のコーナーで、岸田劉生の麗子像に同一化した息子…

180805tohaku7

そして、これぞ東京国立博物館でこの企画が催されたポイント。会場を出たら、本物の北斎の浮世絵や麗子像が鑑賞できるのです。

北斎の描いた海のダイナミックさ、岸田劉生の描いた麗子の肩掛けの毛糸の質感…間近に鑑賞して圧倒されるものがありましたが、この作品からあのアニメと歌をたった一人で作りだす、井上さんの才能にも改めて舌を巻きました…
(なお、私の一番好きなびじゅチューンは、ある戦国時代の遺物をモチーフにした「噴火する背中」)

180805tohaku8
その後、休憩をはさんで「縄文」も閉館時間ギリギリまで、しっかり観て回りました。
今回の展覧会とタイアップして、テレビなどで様々な特集が組まれたので、学校の勉強ではさらっと流してしまった、縄文時代に対する認識が改められました。

古代のローマやエジプトの歴史を学ぶ際に、「一方、日本じゃまだまだ縄文時代…」と、未開の時代のイメージで引き合いに出され、貶めてきた世代としては、ハッとさせられることも多く、反省も。

1万年もの長い長い時間、確かに続いていた人間の営み。土器や土偶に施された手仕事が、どれほど細かく、芸術的であるか。
教科書の写真では決して伝わらなかったことでした。
足るだけを得て自然の理の一部として生きる、狩猟採集生活が、「農耕社会に進化する手前の段階」という認識は、果たして正しいのだろうか…。

180805tohaku9
火焔型土器のレプリカはさわり放題、という贅沢さ。でも、実際に煮炊きに使う土器をどれもこの形で作っていた、って、あの突起部はやっぱりおたま置き?など、妄想はあれこれふくらみ…
充実の一日を振り返りつつ、親子で「縄文土器先生」を歌いながらトーハクを後にしたのでした。「ここ、また来たいね!」と言ってくれた息子の言葉が嬉しかったです。

« 犬ヶ島 | トップページ | デザインあ展inTOKYO »

子どもとお出かけ」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 犬ヶ島 | トップページ | デザインあ展inTOKYO »