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2017年12月24日 (日)

十二月大歌舞伎

今年、夫にリクエストしたクリスマスプレゼントは歌舞伎鑑賞。チケットと息子の子守りをセットでお願いして、イヴの夜に歌舞伎座へ向かいました。

日中は家族で出かけて、日没後は、東京駅から丸の内エリアに広がるイルミネーション、東京ミチテラスを鑑賞。点灯の瞬間から、ピカピカと眩く変身した街並みを一緒に楽しんで解散しました。

171224kabukiza今月の歌舞伎座は三部制。私のお目当ては、坂東玉三郎と市川中車が共演する第三部です。
演目は、長谷川伸の戯曲「瞼の母」と舞踊「楊貴妃」の二つ。

幼い頃に生き別れになった母を捜し求めるやくざと、突然現れた息子を前に、今の生活を守ることを咄嗟に選んで拒絶してしまう母。

主人公の渡世人、番場の忠太郎を演じる市川中車、こと香川照之さんの、世間によく知られた実人生と、否応なく重なって見えてしまう物語で…
真情あふるる、という言葉がぴったりの熱演は、やはり胸に迫るものがありました。

忠太郎が母親を尋ね歩く中で出会う、恵まれない女性たちとの束の間の出会いと別れが、それぞれ情愛深く忘れがたい印象。
特に、夜鷹おとらを演じた歌女之丞さんが安定の名演技でさすがでした。

憧れの、ファンタジーとして胸に抱いていた時には、ひたすら甘美だったはずの母子の愛。
それが、現実の母と対面してみたら、お互いの立場や事情や背負っているものが、簡単には素直にさせてくれない。
結果、お互いの思いをこじらせて、別れていくしかない結末。
いつの世にも人にはありがちなことだなぁと思いつつ、やりきれない切なさを噛みしめました。

「楊貴妃」は打って変わって、ひたすら美しい玉三郎様に酔う幸せな時間でした。
照明の光を集めてきらめく、楊貴妃の衣装や髪飾りは、街のイルミネーションに負けない華やかさ。
今年のイヴの夜は、とにかくキラキラ、の一語。幸せな時間を贈ってもらって感謝です。

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