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2017年8月 8日 (火)

大相撲夏巡業~渋谷青山学院場所

空前のブームで、国技館のチケットがなかなか取れない大相撲。
本場所が無理なら巡業に行けばいいじゃない…とアントワネット様のようなことをひらめいて、8月8日、家族で「渋谷青山学院場所」を見に行ってきました。

風向きのせいでのぼりの文字が裏返ってしまい痛恨の写真…

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青山学院記念館(体育館)に向かうと、R246には寄せ太鼓の音色が響いており、否応なく気持が高揚します。
学食も券売機はクローズで、ちゃんこのついた特別メニューのみ。
その上パーテーションで区切られた一角が力士用の食事処になっていて、関取がトレイに並んだランチを召し上がっている様子を窓越しにチラ見出来てしまうなど、蔦のからまるチャペルで有名なキャンパスが、この日ばかりは相撲一色、でした。

170808sumo4チケットと併せて申し込んだ特製弁当の中身はこんな感じ。コロンバン製の記念クッキーは日付入りの特製缶に入っていました。

巡業は、朝から行けば幕下の稽古と並行して行われる関取との握手会なども参加できると聞いて通勤ラッシュに揉まれて出かけました。
その甲斐があり、握手させていただいたり(その手の平の分厚いことといったら…)息子を抱き上げていただいたり、本場所では有り得ないほど身近に触れ合うことが出来て、有頂天の時間を過ごしました。

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お相撲さんは、格の上下に関わらず皆さん子どもに温かく、「気は優しくて力持ち」という言葉がぴったり。大きな身体に圧倒されながら(…トトロ感、ハンパない!)と失礼な思いが頭をよぎる(笑)

しかし、土俵の上ではその身一つで、目の前の相手を倒すことに賭けているのが力士。
そのことがひしひしと伝わって来たのが、取組み前の激しい稽古でした。

黒いまわしをつけた幕下の稽古から、白いまわしの関取へと順を追って猛稽古が続けられます。
終盤、息を吞むほどの迫力で延々と続けられたのが、若手の注目力士、阿武咲に白鵬が胸を貸したぶつかり稽古。
跳ね返されて、土俵に転がる阿武咲を足蹴にしながら、鼓舞するように観客の拍手をうながし、何度もなんども向かって来させる横綱のラスボスぶりと言ったら…

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稽古が進むにつれ、疲れて朦朧としてきたのか、すぐには立ち上がれない阿武咲の髷を、片手でつかんで引っ張り上げるのには啞然としてしまいました。
全身が土俵の砂にまみれ、しまいには髷もほどけてざんばら髪になった阿武咲…
その姿は、立派なお相撲さんから異形の何かに変身してしまったようで。

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(↑こちらの写真は日本相撲協会のTwitterから拝借)
テレビで見る土俵の数分、数十秒の陰に、ここまで厳しい時間の積み重ねがあったか…と、強烈な印象が残りました。

稽古がお昼で終わった後、土俵上ではちびっ子相撲やら、相撲甚句、初切、呼び出しさんによる櫓太鼓の打ち分け実演など、巡業ではお約束のあれこれが披露されました。
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正直なところ、取組そのものは「怪我のないようご安全に」という空気が感じられないでもなかったですが、土俵入りも三役揃い踏みも弓取り式も見る事が出来て、感激でした。
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嘉風―琴奨菊の取組。いわゆる「琴バウアー」もこの目で見られました(イナバウアーは体を反らすことじゃなくて、足の形のことなんだけどね…と一言付け加えずにはいられませんが)。

相撲甚句の終盤に
「我々が発った後も、お家繁盛、街繁盛、悪い病が流行りませんよう…」
という意の一節がありました。
初めて見た巡業は、大相撲はやっぱり、勧進興行という起源に根ざしていることを実感させられるものでもありました。

かつて大騒ぎになった不祥事の数々も、そういう視点から捉えると腑に落ちるし、そんなことまるでなかったかのように人気が再沸騰していることも、そりゃそうだよ、やっぱり相撲って楽しいもの…と、深く納得した次第。 

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一期一会の移動遊園地のような祝祭空間。
弓取り式を見届けて帰路につくと、チャペルのあるキャンパスの中庭ではすでに、次の巡業先へ向けての移動準備が着々と進められ、幕下のお相撲さんたちが忙しく立ち働いておられました。

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朝のうちは、威圧されたかモジモジしてしまい、逆に関取から大きな手で頬を撫でてもらっていた息子(せっかくの心遣いも“痛かった…”とオカンムリ)。
帰り道ではすっかり気が大きくなって、駅へ向かう道で浴衣姿を見つけると、駆け寄って自分から握手を求めるほどになっていました。

ただよう鬢付け油の香りは「おすもうさんはくすぐったいにおいがする」とのことでした。貴重な体験、ずっと覚えてくれていたらいいと思います。

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