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2016年12月16日 (金)

十二月大歌舞伎 第三部

最低気温3℃と厳しく冷え込んだ金曜日。
クリスマスイルミネーションで、普段よりさらに華やかさを増した夜の銀座へ繰り出しました。

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6時を知らせる和光の時計も、冷たく冴えた空気の中でひときわ輝いて見える…
でも、これからもっともっと綺麗なものに会いに行くんだもんね、と目指すは歌舞伎座。

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今月の歌舞伎座は三部制で、新作あり時代物あり舞踊ありとバラエティ豊かなラインナップです。
舞踊の二本立てとなった夜の部は、愛しの玉三郎様出ずっぱり&滅多に舞台にかかることのない「京鹿子娘五人道成寺」が登場。
居ても立っても居られず、タガが外れて一等席を奮発してしまいました(笑)

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最初の演目「二人椀久」で、椀屋久兵衛を踊る中村勘九郎丈が花道に登場した時のうれしさといったら。

歌舞伎は、遠目に観ても十分に堪能できる、お安い席でもそれゆえの楽しみ方がちゃんと出来る芸能です。

でも、至近距離で衣装の細部や小道具をじっくりと観ると、帯の刺繍の質感なんて、それだけでも目が離せなくなりそう。
間近に俳優の表情を観察することで、何というか「…あぁ、この人たちって本当に人間なんだな…私と同じ人間なんだな…」と、当たり前すぎることを再確認してまたときめくという(笑)

「京鹿子娘道成寺」はこれまでも何度も観たことがありますが、五人で踊る道成寺というのはどんなことになるのか想像もつかず…

勘九郎、七之助の中村屋兄弟に、若手女形として躍進中の梅枝、児太郎を加え、それぞれがしっかりときっちりと、持ち場を見せ場にしていて。
本当に豪華で華やかな、レビューのようにワクワクさせてくれた1時間でした。

終盤の鐘入りでは、早変わりをサポートする裃後見のお弟子さんたちも五人分登場、ということで、文字通り舞台の上が盛りだくさん。目が二つじゃ足りないよ~という感じ(笑)

そして、一世代下の女形4名を従えて、やっぱり一人だけ色々な意味で次元が違う、坂東玉三郎という俳優の奇跡!
センターにいる人が、ちゃんと一番きれいで、ちゃんと一番巧いということ。当たり前のように求められるそのことを、生身の老いも疲れも抱えながら、背負い続けるというのはどれほどのことか。
この人と同時代に生きて、同じ劇場で時間をともに過ごせることのありがたさよ…と、いつも私は胸がいっぱいになってしまうのです。

今年は振り返ってみると6回、年の半分も歌舞伎座に足を運ぶことが出来ました。
歌舞伎はいつも、人間の力の素晴らしさを実感させてくれる。来年もたくさんの元気をもらいに劇場に行きたいと思います。

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