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2016年12月 5日 (月)

十二月文楽公演 仮名手本忠臣蔵

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今月の国立劇場は、開場50周年の記念企画として、大劇場の歌舞伎と小劇場の文楽が同時に忠臣蔵を上演する趣向。

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過日の読売新聞でも大きく取り上げられていました。二代目襲名後、吉田玉男さんのお顔はますます人形の頭と相似形になりつつあるように思います…

ひょんなことからチケットが手に入り、夜の部を鑑賞してきました。4時半開演の八段目から始まり、9時半終演(!)というボリューム。
以前、歌舞伎の舞台で昼夜遠しで忠臣蔵を観劇したことがありますが、終わった時には自分も討ち入りを果たしたような達成感と、討ち入られたようなぐったり感を味わったものです(笑)

文楽で観る「仮名手本忠臣蔵」は初めてでしたが、いつものことながら命を吹き込まれた人形たちの熱演に胸を打たれました。
登場人物が多いので、人形遣いはもちろん、義太夫と三味線も大人数になる場が多く、声と音の競演にも賑々しい迫力が。
大曲中の大曲と言われる九段目「山科閑居の段」に挑む太夫からは、「命をかけて」とはこういうことか…と、客席のこちらも背筋が伸びるような真剣さが伝わってきました。

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舞台上の一人の登場人物を、かたちは人形、ことばは義太夫、思いは三味線の音色で造形していく文楽は、生身の人間以上に感情表現が増幅されるもの。
人生のやるせなさがてんこ盛りの「忠臣蔵」を通して、頭からつま先まで情念の芸に浸ってきた次第です。

劇場から足が遠のいた数年の間に、太夫や人形遣いの重鎮が相次いで引退されたり、亡くなられたり。
文楽の世界も切実に世代交代の潮目が…その過程を見守るべく、来年はもう少し劇場に足を運べたらいいなぁ。

帰路は、劇場の正面玄関前から都バスが出るサーヴィスのおかげで、スムーズに電車に乗ることが出来ました。車窓から見たクリスマスモードのイルミネーションに、現代の師走を感じた帰り道でした。

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