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2016年12月21日 (水)

この世界の片隅に

161222sekai

息子の冬休み初日、普段よりゆったりした気分で朝ドラを観終わり、画面が「あさイチ」に切り替わったら、能年玲奈改め「のん」ちゃんが出演していてうれしい驚き。
そして、二週間前に観た映画「この世界の片隅に」のことが思い出されて、それだけで何だか目頭が熱くなってしまいました。

すでに多くの観客の心をとらえて、評判が動員につながっていることは興行収入の数字が証明しています。

でも、何がどう素晴らしかったか、を言葉にするのはなかなか難しい…というか、安易に感想文にまとめてしまいたくない。それほど、上映中の客席で私は深く心を動かされていました。

どうぞ、ではなく「どうか」観てください、とがむしゃらに呼びかけたくなるような。

原作はこうの史代の漫画で、太平洋戦争前後の広島を舞台にした映画、というくらいの情報しか持たず、それでも時間をやりくりして映画館で鑑賞したのは、去年広島県に住んでいた時期、ローカルニュースでこの映画の製作過程に密着していたのが記憶に残っていたからです。

クラウドファンディングで資金を集め、地元の方々から丁寧な取材をしていく監督、スタッフ。自分の記憶の中の街並みや当時の暮らしぶりが、アニメの世界に忠実に甦っているのを見つめるお年寄りの感激ぶりが印象的でした。

主演声優ののんさんの演技はもう、あっぱれ、としか言いようのない出来栄え。
魅力的な声と愛らしい表情に生かされた主人公の人生には、史実のとおり大きな出来事もふりかかるのですが、それと同じくらい、こんなにも丁寧に描写されるただの「生活」に見ごたえがあるとは。

食べる、着る、住む、生きていく。一つひとつが、今とはかけ離れた手間や苦労と共にあった時代のことなのに、これまでたくさん観て来たどの映画やドラマの戦争描写より、今の私と地続きの世界であったことなんだ、と感じさせられた作品でした。

お正月映画の新作が公開されると、拡大された上映規模もまた落ち着いてしまうかもしれませんが、出来たらもう一度、大きなタオルハンカチを握りしめて映画館で観たいです。

どうか、世界中の一人でも多くの人が、この映画を見つけてくれますように。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

地元の映画館で1月に上映されるので行こうと思っています。

>フタバさん

コメントうれしいです。ぜひご覧になってください。
私は映画の感激をひきずって、とうとう原作漫画3巻を大人買いしてしまいました!

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