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2016年11月

2016年11月20日 (日)

吉例顔見世大歌舞伎

実家支援業務と、役員として参加する幼稚園の行事があれこれと重なって、10月の終わりから11月はとにかく慌ただしく、気忙しく、落ち着かない毎日でした。

折悪しく、直前に感染性胃腸炎が大流行して、どうなることやら…と思われた幼稚園のお遊戯会も終わり、衣装係のお役目を何とか務め終え(息子の初舞台は袖から垣間見ただけでした・苦笑)…

自分の衣装係は全然苦にならない!とはりきって着物を着て、向かうは歌舞伎座。
着物がご縁でこの時にお知り合いになったさTんをお誘いし、中村芝翫襲名披露興行、二ケ月目の昼の部を観に行くことにしたのです。

意気揚々と最寄り駅から電車に乗り込み、週末の割に空いた車内で座席に腰を下ろし…

スマホ片手に時間をつぶすつもりが、やはり疲れが溜まっていたのか、自分でも気づかぬうちに睡魔に襲われていました。
イヤだ、いつの間にか寝ちゃってた…と我に返った目に飛び込んできたのが

目指す方向とまったく違う「恵比寿駅」の看板

乗り換えなければいけない駅をすっかり寝過ごしていたことを悟って、青くなったり赤くなったり。
しかし、時間は前にしか進みません(涙)

間抜けな大失敗のせいで、お待たせしたばかりか一幕目は結局観られず。
平謝りの私をやさしく、明るく慰めてくださるTさんの大人の器量が、かたじけなくてありがたくて。

観劇の前に心身ともに消耗しましたが(自業自得です)、それでもなお、舞台は充実の内容で、見ごたえ十分。
襲名披露興行ならではの華やかさに酔いしれることが出来ました。

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一幕目の終了間際に入った歌舞伎座のロビーで、貸切のような写真が撮れたのは怪我の功名?Tさん、お母さまから譲り受けたという色無地に帯が映えて素敵でした。

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私は細かい流水紋が全体に描かれた、ぼかし染の小紋に袋帯を合わせました。桟敷席の上の二階から、先月とはがらりと印象を変えた祝幕を眺めているところ。

「毛抜」に「加賀鳶」と、賑やかでユーモラスな演目が並んで肩の力を抜いて楽しめました。

そして何といっても、昼の部の一番のお楽しみだったのが、四人同時に襲名する芝翫父子の連獅子。

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4人で舞う連獅子というのはいったいどんな事になるものかしら、と楽しみにしていましたが、「祝勢揃壽連獅子」という題名どおり、舞台装置から間狂言の趣向まで、「お祝いですから普段より盛ってます」感、満載!
先代譲りの、芝翫丈の大きな長いお顔は、これぞ舞台人、というべき立派さ。
そして、ゴージャスなお膳立てに負けることなく、鍛錬を重ねてきたことがひしひしと伝わる仔獅子たちの舞に、拍手を贈りながら胸が熱くなりました。

とんだアクシデントを招いてしまったものの、最後は「楽しかった!」と心から言える一日になって、感謝の気持ちでいっぱいです。

2016年11月 3日 (木)

思い立ったが七五三

秋晴れとなった文化の日。

家でのんびり昼食を食べた後、新聞の折込チラシにあった「七五三撮影キャンペーン中!」の文字にふと目が留まりました。

子どもが生まれるまでは特に関心もなく、自分の経験から、女児のお祝いは三つと七つ、男児が五つの時…というのが七五三祝の定説だろうと思っていました。
それが、当事者意識をもって見てみると(笑)写真スタジオの広告などで、三つのお祝いは男女共、という例を知り。

そもそも早生まれの息子の場合、数え年でするのか満年齢でするのかも何だかややこしくてよくわからず…

この際、氏神様である近所の神社で聞いてみたらスッキリするのか、とホームページを検索してみたところ、

※七五三の起源とされる平安時代からのしきたりとして、男女三歳から「髪置」の儀式がある
※数えでも満年齢でもどちらでも構わないが、三歳の男女なら、満年齢2歳を過ぎた次の11月が良いのでは

…と、大変親切な目安が示してありました。
それなら「今でしょ!」思い立ったが吉日、と七五三詣を決行することにしました。

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今から半世紀近く前、夫が生まれた時のお祝いに、父方のひいおばあさんが贈ってくれたというモスリンの着物。共布の袖なしちゃんちゃんこがついていたのは、雪国富山ならではの心遣いでしょうか。

福山に住んでいた時に買った、特産の松永下駄がギリギリまだ履けるサイズだったので、足袋だけ大慌てで夫が買い物に走り、その間に私はバタバタと息子と自分の着付け。

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お昼過ぎから突然に準備を始めたのですから、慌ただしくなるのも当然で、本来は大切な節目の儀式なのに心構えがなってない、という気がしないでもないですが(苦笑)
あと15分で受付が締め切られる~、という焦りが私の大股歩きに如実に表れております…
日中はさぞ、多くの家族で賑わっていただろう境内も、ほぼ貸切状態でした。

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拝殿の準備が整うのを待つ間も、口を開けば「ちとせあめ、まだ~??」と不遜な態度の息子…

記念撮影は5歳の時までじっくりプランを検討するとして、こんな具合で無事に、息子の3歳の七五三祝も終わりました。

ちなみに、ご祈祷をしていただいた後で境内の摂社をまわってお参りした際、息子の口から出たお願いごとは

「ころんで泣きませんように」
「大きくなれますように」
「お腹がすかなくなりませんように」

…さすがに、最後のお願いに関しては「どういう意味?」と確かめずにはいられなかったのですが、本人の真意は「ごはんが出て来たらいつでも食べられる状態にしておきたい」ということだったそうです。食いしん坊バンザイ…

2016年11月 1日 (火)

シン・ゴジラ

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映画の日(ファーストデイ)にちなんで、久しぶりに映画の感想を…
と言っても、それが夏に公開された映画で、劇場で観たのも9月下旬のこと、というのがトホホな感じですが(涙)

怪獣映画もウルトラマンともまったく無縁に生きてきて、エヴァンゲリオンにも興味ゼロだった私には、「シン・ゴジラ」は公開当初、なんの関心もない作品でした。

それが、SNSをはじめとしてジワリジワリと話題になりはじめ…
何が心惹かれたといって、その世間の評判が

「この映画をものすごくオススメしたい、観に行ってほしい、面白さを伝えたい、だけど絶対にネタバレはできない

という、観た人の作品に対する誠実な愛情に支えられているのを感じたからなのです。

とは言え、映画が大ヒットして夏が終わる頃にはさすがに、画像も含めて様々な情報が広がってきたので、決定的なネタバレを目にしてしまう前に…と慌てて夫を誘って観に行ったのでした。

結果、作り手の仕掛けた展開の妙に見事に引きずり込まれて、虚構のストーリー、虚構の怪獣が、自分の今、生きている現実にがっちりと踏み込んで来るのを感じ、何度も鳥肌が立ちました。

もっと早く観に行っていたら、IMAXの映画館を探して絶対にもう一回観たのに~!と後悔…

その半月後、私の誕生日当日。
夫が休暇を取ったので、息子が幼稚園に行っている間にお祝いのランチをご馳走してもらいました。
ランドマークタワー(ロイヤルパークホテル)のスカイラウンジに行ったのですが、磯子~鎌倉方面に面した席に案内されたが最後、延々「あの辺りからこうやって来てあっちに行くんだね…」とゴジラの上陸経路を検証してしまったという(笑)

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この国の表情豊かな風土と切り離せない自然災害。人間の無力さ、世の無常を繰り返し思い知らされている日本人の心のやらかい場所を、ゴジラの雄叫びはこんなにも強く絞めつけるのかと、鑑賞中は何度も目頭が熱くなりました。

津波の映像がトラウマになっている人への注意喚起があった方がいいのでは、と思ったくらい、東日本大震災や原発事故を否応なしに思い起こさせる内容でもあり。
脳裏に甦る、あんなことこんなこと。今も全然終わっていないこと。
長谷川博己演じる主人公が、ゴジラとの最終対決を前に思いを吐露する場面で、5年前、もし違う選択が出来ていたら、別の状況判断が出来ていたら…と考えずにはいられませんでした。

そんな訳で余韻が相当後を引いており、今も時折Youtubeでこの予告編を見直してしまいます。

幼稚園のお母さん達の間でも、子どもが帰宅するまでの間に出来る息抜きとして、一人映画鑑賞を楽しむ人は多い様子。今は「君の名は。」の話題がよく出てきます。

しかし、今日は幼稚園が休園日で映画館どころではなく…たった一日でハロウィンからクリスマスモードにシフトした街並みにビックリしながら、息子のお出かけに付き合っておりました。ファーストデイの恩恵、来月は受けられるかな…

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