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2016年9月18日 (日)

九月大歌舞伎~歌舞伎座タワー満喫

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五月に歌舞伎を観に行った時のこと。イヤホンガイドの受付前で偶然、観劇に来られていたかつての勤務先の先輩と遭遇しました。
いつかは予定を合わせてご一緒しましょうね、というその時の約束が実現して、連休中日は「秀山祭九月大歌舞伎」を鑑賞に。

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奇しくも当日が先輩のお誕生日ということで、歌舞伎座目の前のビルにある「和(なごみ)」の江戸前寿司でお祝いランチを。6Fから晴海通りを見下ろす席で、のんびりと近況報告にも花を咲かせました。意外なほど空いていて穴場かも…

いつ雨が降り出してもおかしくない空模様だったこともあり、食後は歌舞伎座タワーに直行。

元々、観劇前に5Fの「歌舞伎座ギャラリー」を見物する予定でしたが、エレベーターに乗りながら
「そういえばギャラリーのフロアに、歌舞伎の衣装で写真が撮れるところがあるんだよね?」
という話が不意に盛り上がり。

…約15分後、二人して花魁に扮装しカメラの前に立っていた私たち(笑)

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こちらスタジオアリス歌舞伎座写真館、ピンからキリまで様々な扮装撮影のプランがあり、我々がチャレンジしたのが「お気軽時代扮装プラン」です。
着付は洋服の上から、メイクはなし(但し、花魁の衣装を着る人には赤い口紅をつけてもらえます)。
鬘の装着も含めて5分で準備完了です。小道具の長煙管を持たされ言われるがままハイ、ポーズ。

あっという間の変身体験でしたが、スタッフの方に
「こんなに目一杯楽しんでいただけたら、私たちもやり甲斐ありました」
と言われるほど、二人してテンション上がりました(笑)

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次は、白塗り化粧と着付けで3時間かかるという最高峰のプランで歌舞伎衣装を着てみたいかも…と野望に燃える(笑)

しかし鬘というものがこんなにもどっしり重いとは!2ショットの写真を撮った時にはお互いの頭の大きさが把握できておらず、かんざしがぶつかり合ってカチャカチャいっておりました。
(動いているうちにどんどん鬘が後方にずり落ちてしまい、当初のプランより生え際が交代している私)

雰囲気だけでも重さを実感した後だけに、その後見て回った歌舞伎座ギャラリーの展示でも役者さん達の体力に思いを馳せてしまいました。

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傾城の衣装。やっぱり本物は貸衣装とは雲泥の差(当たり前です)。
歌舞伎は3階や4階で観ることが圧倒的に多い私。舞台は遠目でも十分に楽しめますが、衣装のきらびやかな質感は間近で観るに限ります。迫力の手仕事を存分に味わいました。

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ちなみに、「体験空間 歌舞伎にタッチ」というキャッチフレーズの展示空間では、実際に舞台で使われている小道具を触ったり、舞台を模したセットに入ることが出来ます。
せっかくの機会なのでお馬さんに乗ってみました。

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御簾内では実際にお囃子の楽器を鳴らせるという贅沢さ。(直前に鬘を着けるためヘアネットでぎゅうぎゅうに押さえたので頭はいつも以上にボサボサです)

たくさん遊んで大満足、と、うっかり仕上がった気分になってしまいましたが、今日のメインイベントは夜の部の鑑賞です。
歌舞伎座タワー内の「寿月堂」で、濃厚な抹茶パフェをいただきながら一休み。カフェイン投入でスッキリと、階下の歌舞伎座へ向かいました。

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先代の中村吉右衛門追善の「秀山祭」。夜の部の演目は

妹背山婦女庭訓 吉野川」
「らくだ」
「元禄花見踊」

「吉野川」は通常の花道に加え仮花道を作り、客席まで舞台の一部に取り込んで、川の両岸で繰り広げられる悲劇が演じられます。
今回は一等席だったので、花道を進む吉右衛門丈を間近に観られました。正直なところ、以前に比べ声量や台詞回しにややお疲れを感じずにはいられなかったのですが、全身から苦悩する主人公の辛さが漂ってくるようで、観ているこちらも冒頭から胸が詰まってしまいました。
義太夫狂言のご多分に漏れず、全員が我より他を重んじて、それが結局哀しい結末になるという…
現代の感覚から見れば「なんでそうなる?」と目が点になる悲劇ですが、玉三郎丈も風格を感じさせる熱演。
以前、文楽で観た時もハンカチが手放せませんでしたが、この日もお芝居の中にどっぷりと浸らせてもらいました。

打って変わって、最後の「元禄花見踊」では艶やかな装いで舞台中央からせり上がって登場した玉さま。
若手の役者を十何人も従えて、なお「ずば抜けて一番美しい」というのはすごいことだよね、と、終演後はしみじみ語りあってしまいました。

前後の食事も合わせて歌舞伎座の半径50m以内で過ごした半日でしたが、移動距離に反比例して充実した時間でした。

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