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2016年4月29日 (金)

若冲展

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大型連休の初日は、朝から上野公園へ出かけてきました。お目当ては、東京都美術館で開催中の「生誕300年記念 若冲展」です。

午前中は上野動物園を見て回って、息子が昼寝している間にじっくり鑑賞する計画でしたが、持参のベビーカーで上野駅から公園を目指す途中で速攻、寝落ち。
それならばプラン変更…と、80分待ち(!)の行列について入場を待ちました。

初期から晩年までの代表作はあれもこれも皆観られる、という感じで、混雑は覚悟の上で足を運んだ甲斐があったと、疲れを忘れ興奮状態で鑑賞しました。

有名な鶏をはじめとする生きものの描写もそうですが、枝に積もった雪が何かの拍子にパサァ…と散って落ちていく、そんな一瞬の音まで伝わってくるような表現にしびれました。

続々と放送されるテレビの特集では、細密描写の技法の凄さが科学的に解説されたりしていますが、「描く」力と同様に「視る」力も常人離れしていた人だったのだなぁ、ということがよくわかりました。

対象を観察して観察して、細部まで色も形も写し取って、出来上がった絵はリアルの五割増しくらい存在感の圧が強まっている印象です。
ただの写実ではない、「絵にしか描けない美しさ」。その実物を浴びるように観られる贅沢さを堪能した時間でした。

混み合う場内でベビーカーが邪魔にならないように、夫と交代で隅の方で待機して鑑賞。時間がかかったせいか、息子も最後の方で目を覚まして「ぞうさんだ」「とりさんだ」とつぶやきながら、しげしげと見つめていました。

昼食後は動物園へ。
「パンダが見られるんだよ~!」と言ったら「アイスクリームがいい!」と、息子との会話はまったくかみ合わず…
親の教育が悪くて、動物園はソフトクリームを買ってもらえるところ、と息子の中では論理が出来上がっているようで(涙)

無事におやつタイムも済ませ、こちらも親子連れで大賑わいの園内を見て回りましたが、若冲展の余韻がまだまだ後を引いていて、大型鳥類の檻の前でつい、長い時間を過ごしてしまいました。

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リアル火の鳥みたいな鳥を発見。品格のある横顔と美脚に見とれてしまいました。ヘビクイワシ、という名前もインパクト大

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寝起きで短い時間観ただけの息子も「さっき、こんなとりさんの絵見たね~!」と思い出していたので、三歳児の心にも強い印象が残ったようです(駅に貼ってある若冲展のポスターもお気に入りです)。

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夫と私が今の息子の年齢だった頃に、ランランとカンカンが日本にやってきて、空前のパンダブームが起きたのでした。

若冲が生きた時代にパンダがいたら、きっと絵に残したことでしょう。それはどんな作風だったかな?

一日を通して、様々なかたちを与えられて生きる、いのちの不思議さ、美しさに思いを馳せた上野の休日でした。

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