2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

* link *


無料ブログはココログ

« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

2016年3月

2016年3月24日 (木)

三月大歌舞伎

160324kabuki1
五代目・中村雀右衛門襲名披露公演を、幕見席で鑑賞して来ました。建て替えが終わった新しい歌舞伎座の中に入るのは初めてのことです。

昼の部は11時開演、幕見席のチケットが売り出されて中に入れるのは30分前から。

予報は曇りだったのに、駅の改札を出たらそぼ降る雨…銀座の街角の温度計はなんと、4.8度という信じられない数字を示していました。

160324kabuki2_2
二か国語の案内文が印刷されたカードを手に、並ぶ人をさばく係の人も「京屋」の法被姿でした。

自分の雨女ぶりを呪いつつ、10時少し前に行列の最後尾についたところ、凍えて待った甲斐あって整理番号は四十番台。
以前は、並んでいた足の疲れに鞭打つように階段を上っていたのが、四階まで直通エレベーターで行けることに感動しつつ、無事に花道寄りの席を確保することが出来ました。大急ぎで一旦外に出て、通りの向かいの辯松でお弁当を買ってやっと落ち着きました。

160324kabuki3
この日鑑賞したのは下記の演目です。
第一部「寿曽我対面」
第二部「女戻駕」「俄獅子」
第三部「鎌倉三代記」
(時間の関係で、仁左衛門サマの踊る第四部「団子売」は諦めなければなりませんでした・涙)

襲名の祝賀ムードに満ちた、華やかな演目に幹部俳優の豪華競演!
とり分け、第一部で曽我十郎を演じた勘九郎丈がとっても素敵で、印象に残りました。
兄の十郎は和事、弟の五郎は荒事と、兄弟で正反対の型を対照的に見せる演目ですが、女性的な所作や着付けの抜襟からのぞくうなじが色っぽくてドキドキ。新しい魅力を発見した感じでした。

幕見席の半分近くを占めた外国人観光客の眼にも、KABUKIは言葉の壁を越えて楽しく映ったことと思います。
第二部は、吉原の大門前という設定の「女戻駕」から、花街の内部が舞台の「俄獅子」へと、二つの舞踊を続けて見せる粋な趣向でしたが、暗転から少しの間を置いて、“ちょんぱ”の手法で明るく照らし出された舞台に全く違う背景が現れた瞬間は、周りから感嘆の声が上がっていました。

先代の雀右衛門丈の舞台を見た中で思い出深いのは、「葛の葉」の子別れの場面で、すがる子役ちゃんが熱演し過ぎたか、本番中にご自分の前掛けだか帯だかがずるずる解けてしまったこと!
即興で台詞をつなぎながら、悠然と結び直しているお姿を固唾を飲んで見守る客席…忘れられません。
この度、芝雀から雀右衛門となられた五代目は、とにかく困り顔というか悲しい表情がよく似合うイメージがあって、 切ない境遇の時姫さまがハマり役でした。

160324kabuki4

息子を迎えに行く時間が迫ってきて、地下に広がる売店スペース「木挽町広場」を駆け足で見て回り、夢の余韻に浸りながら帰路につきました。
思い立ったら、時間とちょっとの労力を使えば劇場空間に身を置ける、幕見というのはありがたいシステムだと改めて思いました。本当に観に行ってよかった!

<おまけ>
有楽町の駅へ急ぐ途中、何やら頭上から視線を感じてふと見上げると…

160324kabuki5_3
おぉ、神々しいほどの真央ちゃんだー!このどや顔が世界選手権でも輝きますように…

2016年3月19日 (土)

3歳の誕生日

おかげさまで元気に3歳の誕生日を迎えた息子。
朝起きて、「おはよう。お誕生日おめでとう!」と声をかけられ、寝ぼけ眼で発した第一声は

「…ケーキ?」

でした(笑)

幸いにも連休の初日にあたり、夫と私の両親も交えて3世代で賑やかなお祝いパーティーをすることに。
息子がオーダーケーキの写真見本から「この白いのがいい!」と選んだ、ウエストのバタークリームケーキを持って夫の実家へ行きました。

160319bd1
なんだかウエディングケーキ入刀、という感じもしなくはなかった(笑)本人は「写真とおんなじ!」とご満悦、大人もさすがのお味に大満足でした。

160319bd2
おじいちゃんセレクトの「しんかんせん・とっきゅうずかん」がプレゼントの中で最大のヒットだった模様。
「3歳になったら遊んでいい」と約束していた、お下がりのプラレールセットも解禁となり、以来我が家では四六時中モーター音が鳴り響いております。

160319bd3
義実家が家族ぐるみで懇意にしている和食とお蕎麦の店でお祝いの食事会をしました。ご主人からの誕生日プレゼントは鯛のかぶと煮!
魚好きな息子も「おさかな~!」と目を輝かせて、身をむしる夫の手が間に合わない食べっぷりでした。

翌日からは富士吉田市へ、親子3人でお祝いイベントの旅行に出かけました。
「きかんしゃトーマス」が大好きな息子を喜ばせようと、富士急ハイランド内の「トーマスランド」に連れて行ったのですが…

160319bd4
雨女母さん、またやらかしてしまいました。冷たい雨は朝のうちに上がって傘こそささなかったものの、気温は5℃。南極探検隊のアムンゼンのようなスタイルでトーマスとご対面…

160319bd5
とはいえ、トーマスやアニメのキャラクターたちが次々に目の前に現れる状況に、息子は目を輝かせていました。
時折、トーマスの頭上で絶叫と共にジェットコースターが回転しているのにも目が釘付けのようでしたが…
遊園地なんて久しぶりで、意外と親の方もテンションが上がってしまい、気がつけば売店でトーマスグッズをあれもこれもと買ってしまいました(笑)

160319bd6
入園ゲートの手前にあった「リサとガスパールタウン」という無料エリアがとっても可愛らしくて、お天気が良ければいつまでも散策していたかった…

160319bd7
まだブランコに座るのには大人の手助けが要る息子。
「あれ?ネコちゃんはどうやって乗ってるの?」と興味津々…頭ぶつけるよー(実際には固定されていて動きません)

160319bd8
併設のホテル、ハイランドリゾートには「リサとガスパールレストラン」があり、子ども用のカレーはこんな可愛いことになっておりました。

3歳の1年間、我が家にはどんな出来事があり、どんな思い出が残るのでしょうか。
とにかく、様々なかたちの色々な支えがあったから、この日が迎えられたことは間違いなく…本当に感謝しています。

4月からは幼稚園に行く息子、新しい日々を家族皆が元気に楽しめますように。

2016年3月16日 (水)

着物ブツブツ交換会

miyukiさん主宰の葉ごろも着付け教室で催された、「ブツブツ交換会」なるイベントに参加してきました。

160316kimono1

この日のスタイルは、麻の葉文様の江戸小紋に名古屋帯。ちょっと季節は外れましたが、春の気配を楽しく取り入れたくて絞りの梅の花の帯揚げを使いました。
慌てて着たので襟が詰まった…(反省)

手元にある着物や小物のうち、状態は良いけれど自分ではもう着ないかも…というアイテムを持ち寄りながら、おしゃべりも楽しみましょう!というダブルミーニングの「ブツブツ交換」。

久しぶりに伺う葉山の教室兼ご自宅では、早速並べられた品々と愛犬マリンちゃんがおしとやかに出迎えてくれました。

160316kimono2

この日初めてお会いする教室の卒業生さんお二方とmiyukiさん、私の4人で、それぞれのブツにまつわるエピソード、着物の話題あれこれ、そして何より楽しいコーディネート大会…!
賑やかに和やかに、気がつけば4時間近い時間があっという間に過ぎていました。

160316kimono3
自分の着るものにあれこれ悩むのと同じくらい、いやもしかしたらそれ以上に、人の着物の組み合わせを見たり考えたり、アドバイスをもらったり…というのは発見があって楽しいもの。

着物に関して、やれルールが、格が…と外野からのご意見が飛び交いがちなのも、案外根っこは同じところにあるのかもしれませんが(苦笑)健全なツッコミ精神を正しく使っていきたいものです。

度重なる引っ越しを機に着物まわりをかなり整理した私。その上で、足していきたいな、と思っていた素敵な半幅帯や小物類とこの日はご縁がありました。
嫁入りさせた品々も、自分の家で眠っていた時よりそれぞれの方の手元で活躍することが想像され、本当にうれしかったです。

帰宅後にお礼の連絡をした際に、miyukiさんからのお返事にあった

「着物って本当に楽しいね!」

という一言に尽きる、という感じ。もっともっと着物でお出かけしたいな、と欲が沸いてきた帰り道でした。

2016年3月10日 (木)

友あり遠方より来る

鳥取県民だった時に勤めていた職場の同僚から、出張で上京することになったから会いましょう、とうれしい連絡があったのが年明けのこと。

私より20歳近く年下で、事あるごとに「親子でもおかしくない私たち」と言って笑っていましたが、彼女が有能さと愛嬌を併せ持つ「出来る子」だったこともあり、年の差を超えて楽しく親交を深めていたのです。

まだまだ先、と思っていた三月があっという間にやって来て、うれしい再会を果たしました。

先方の仕事先まで迎えに行き、積もる話も東京案内もそこそこに、まず向かったのは帝国劇場。
今回のメインイベントの一つは、彼女が誘ってくれたこちらのミュージカルを鑑賞することでありました!

160309shock1_3
私、この界隈の事情には明るくないので、全公演即日完売のプラチナチケットだとは知らず…
軽い気持ちでお付き合いすることに決めたのですが、同伴者の立場でも存分に楽しませてもらいました。
ディズニーランドとシルクドソレイユ、時々日光江戸村、という感じで(全然伝わらないですよね…(^-^;)、大したものだ、と舌を巻いた夜でした。

そして翌日は、朝からリクエストにお応えしながらの街歩き。
目下、婚活に本腰を入れ始めたという彼女が、都内でまず行きたかった場所というのがこちら、飯田橋の東京大神宮。
160309shock2
縁結びのパワースポットとして以前から有名な神社です。境内には春の気配が。
平日にも関わらず、熱心に手を合わせる若い女性たちの姿が多く見られました。お守りもおみくじも、フラワーモチーフやお人形のついたラヴリィ仕様でした。

160309shock3
境内にあるお稲荷さんを、九代目團十郎丈が篤く信仰していたそうで、そのご縁から初午祭には歌舞伎俳優が絵馬を奉納しているそうです。
雀右衛門襲名披露の公演ポスターと共に、役者さんやお囃子さん達の絵馬がズラリと展示されていました。

160309shock4
意外と、お姿に似合わない文字を書かれるところも、玉三郎サマのチャームポイントの一つ(とファンの目には映る)。
そして巳之助…(以下略)

160309shock5

正門の金具にハートの形が隠れてるんだよ、と教えてもらって、「ホントだ!」と大喜び(笑)

よく考えたら、縁結びをお願いするなら本場の出雲大社に行く方がよっぽど近いぞ?とも思いましたが、とにかくこの願いよ届け!と、私も彼女の良縁を精一杯お願いしてきました。

その後もお互いの近況報告で尽きないおしゃべりをしながら、買い物をしたり休憩したりしている間にあっという間に時間切れ。
また米子にも遊びに行くね、と約束してお見送りしました。

友あり遠方より来る また楽しからずや。
時に表面化するジェネレーションギャップも面白がりながら、仲良く過ごしていた日々のおかげで、今、自分ではなかなか足を運べない場を体験出来ること。とてもうれしく受け止めていた二日間でした。

2016年3月 4日 (金)

シネマ歌舞伎「喜撰/棒しばり」

160304cinema_2

先月からのインフルエンザ大流行は、息子が一時保育でお世話になっている保育園でも影響を免れず、在園児以外の受け入れを休止するという事態にまでなった時期がありました。

本当はもっと早く映画館に行くつもりだったのが、そんな番狂わせもあってやっと鑑賞できた、シネマ歌舞伎の最新作。
三津五郎ファンの端くれとしては、ぜひとも封切り時に観ておきたかったのです。

舞踊の素養はまるで無い私のような素人も、足のつま先から手の指先まで自由に操っている、三津五郎丈の動きの美しさには惚れ惚れしていました。

「喜撰」は、三津五郎丈が亡くなった際、その衣装が棺に納められたというほど思い入れのある踊り。
熟練の芸と合わせて、後ろに所化役でぞろりと居並ぶ歌舞伎界の御曹司たちを探すのも楽しい演目。
でも私のお目当ては、勘三郎と三津五郎、という盟友の競演、今となればどんなことをしても生の舞台で観ておきたかった…と悔やまれる「棒しばり」でした。

勘三郎丈の葬儀で三津五郎丈が読んだ弔辞でも、この「棒しばり」のことが出ていたのを覚えています。

「二十代から八回も演じた棒しばり。
はじめの頃は、お前たちのようにバタバタやるもんじゃない、春風が吹くようにフワッとした感じでやるものだと、諸先輩から諸注意を受けましたが、お互いに若く、負けたくないという心から、なかなかそのようにできなかった。
それが、お互いに40を超えた七回目の上演のとき、「やっと先輩たちの言っていた境地の入り口に立てた気がするね」と握手をし合ったことを忘れません。
長年の経験を経て、お互いに負けたくないという意識から、君には僕がいる。僕には君がいるという幸せと感謝に生まれ変わった瞬間だったように思います。」

その後、涙で声を震わせながら、肉体の芸術ってつらいね…そのすべてが消えちゃうんだもの。と、この世を去ってしまった友の死を悼んだ三津五郎丈の表情が忘れられません。

今回上映されているのは、2004年の歌舞伎座公演。
たった10年で、世界はなんと変わってしまうことだろう…とため息が出る一方、舞台の上で心の底から楽しんでいた二人の時間はこうして再生出来るのだから、「すべてが消える」わけではないのだとも思いました。

勘三郎丈の二人のお孫さんは、勘太郎・長三郎を襲名して初舞台のお披露目が決まったとか。
それぞれのご長男(勘太郎・巳之助)の棒しばりもすでに上演されており、名コンビがこんなにも早くこの世から去ってしまったことの口惜しさは消えないにせよ、受け継がれる遺伝子を見守る楽しみを味わっていきたいものです。

2016年3月 3日 (木)

ひな祭りに思う

数年前から、年の近い友人達のお子さんが続々と受験生になり、シーズンが終わるまで外野のこちらもドキドキ、結果を案じるようになりました。

ひな祭りの日、息子は週に一度の保育園へ。
私は、無事にお子さんの受験を終えた旧友と、慰労を兼ねて美味しいランチを味わいました。

160303lunch1_3 160303lunch2 160303lunch3

その昔、東京駅から日本橋へ通勤していた道を見下ろす、大丸のポールボキューズにて。窓際の明るいテーブルの居心地は最高でした。

話を聞けば聞くほど、支える立場で子どもの勝負所を見守るというのも大変なことだ、と実感。受験という節目を乗り越えた親も子も、本当に偉いと思います。
日々、「お片付けしなさい」「ご飯だよ」「トイレは大丈夫?」…なんてことばかり口にしている私が受験生の親になる頃には、皆はすでに孫の世話をしていてもおかしくないのですね(苦笑)
子どもの成長と共に、育てる側の喜びも苦しさも、形を変えていくものなのだなあと、周回遅れの最後尾で親となった私は同級生たちの背中を眩しく追っています。

横浜への転居を機に専業主婦になって、もうすぐ半年。
自由に時間を使えるはずなのに、やる事なすことカツオくんの夏休みの宿題状態…というのが、情けないけれど今の私の現状です。

外で仕事をしていた時、確かにやる事は多かったけれど、今の生活との決定的な違いは、自分のペースで時間をやり繰りして、その忙しさを切り抜けられたことでした。
職場から帰って保育園のお迎えまでの45分に凝縮してやれていたことが、息子がそばにいるというだけで半日かかっても片付かない、手をつけられない。

「やりたいようにやるのが生きる喜び」という2歳児にエネルギーを吸い取られ、笑う気力も萎えた、という感じになることは日常茶飯事で(苦笑)
寝かしつけたらあれもしよう、これもしよう、と思いながら自分も疲れて一緒に寝落ち、目覚めてガッカリ、片付かない用事を頭の中並べてはイライラ。
人間って、たとえ母と子の間柄でも、四六時中自分の邪魔をされるのを許せるようには出来ていないと思う…

我ながら「ほれ見たことか」という感じで、こうなる事は予想の範囲内だったのですが。
所詮、人間には向き不向きがあり、向いていない状況に置かれた時は嵐が過ぎるまで下を向いて待つしかないのだ、と今やあきらめの境地です(笑)
でも、ここは耐えるしかないと割り切って、下手に解決策を模索して悩んでいないことが、ある意味救いかもしれません。
子どもはひたすら生命力に応じて育っているだけで、大人が勝手に決めた課題やスケジュール無頓着なのは当たり前なのですよね。

過ぎていけば絶対に引き返せない子育ての過程で、家で一緒に過ごしたこの日々も、貴重な時間だと今も頭では理解しています。いつか、遠い遠い先の日に、まとわりつかれたことがどれほど懐かしくなるだろう、とも。

さて、大人の時間を堪能して保育園に迎えに行ったところ、先生から、今日はひな祭りパーティーで桜もちを3つ食べました、と報告され恐縮。
昨年も、通っていた保育園のひな祭りでは、おやつの時間にカルピスを三杯お代わりして先生のストップがかかったし(汗)
女の子のお祭りも毎年大いに楽しんでくれて、とにかくもう、元気でいてくれることにありがとう、というしかありません…

« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »