初春のキモオデ
葉ごろも着付け教室主宰のmiyukiさんと、先月は雨で断念した「着物でお出かけ」をついに実現させることが出来ました。
息子を一時保育へ送った後、ダッシュで帰宅。いつの間にかすっかり上がらない&後ろに回らなくなった肩と手に苦しめられながら、何とか着付けを完成させて待ち合わせの鎌倉駅へ。
ランチはTERRA DELIに案内していただきました。
見目麗しく、素材の美味しさが伝わるプレートランチ、大満足。鎌倉では、miyukiさんの後にくっついていけば美味しいものにありつけると、安心して甘えっぱなしです(笑)
ドレッシングのボトルを振りながら良い笑顔のmiyuki先生。立て涌の小紋がすっきりと美しいです。
食後、初詣の参拝客で賑わう鶴岡八幡宮の境内を抜けて、鎌倉近代美術館に行きました。
今月末で閉館することが決まっており、先日「日曜美術館」でも特集されていたのを見て、一度はしっかり見ておきたいと思っていたのでした。
特に、企画展のポスターにもなっている古賀春江の「窓外の化粧」は大好きな絵で、実物と対面できて感激でした。
その昔、読売新聞の日曜版一面は、コラムと共に東西の名画が毎週カラーで紹介されていました。
中学生の頃に、この絵のシュールでありながらどこまでも明るく、のどかな雰囲気に強く惹かれ、新聞から切り抜いてずっと大事にしていたのです。
川端康成から美術館に寄贈された作品だったことは、後年知りました。
「カマキン」の愛称で地元に親しまれた美術館は、空間全体に何とも言えぬ趣きがあり、miyukiさんイチ押しの池の水面を反射するテラスは、いつまでも佇んでいたいような素敵な場所でした。
横浜に戻っていなければ、その歴史の最後に滑り込んで訪れることはなかったでしょうし、30年以上の歳月を経て一枚の絵と改めて向き合えたことは、運命の導きというかご縁の不思議というか。幸せなことです。
ティーブレイクは御成町のスターバックスで。
近所のスタバでは見かけないシブーストがあり、つい誘惑に負ける。
七草というのに、胃を休める気は毛頭ないという…(予想以上に美味しかったです)。
久しぶりのキモオデはまだまだ勘が戻っていなくて、以前は自然に気を配っていたアレコレがすっかり頭から抜け落ち、お太鼓のタレはハネ上がるは帯締めの端は落ちるは(涙)
教室でお出かけ同行サポートも実施しているmiyukiさんに、フォローしていただくこと度々。
これからまた地道に精進して、きれいな着姿を目指したいと思っています。
ちなみに、週に一度の保育園を満喫している息子、おやつも楽しみの一つなのですが、この日は七草粥が出たそうで(笑)迎えに行くと、
「あのね、おやつがおかゆだったからおかわりしなかった…」
とちょっと期待ハズレだった様子。
miyukiさんからのお土産のロールケーキを、目を輝かせて平らげていました。
歩いているとコートが要らなくなってくるような暖かい一日、とても楽しかったです。ありがとうございました♪
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コメント
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とてもシックでモダンなお着物姿、久しぶりに拝見しました。この機会にまた「キモオデ」が増えるといいですね。
閉館にあたって神奈川近代美術館を紹介した日曜美術館の放送、録画したままでまだ見ていません。この記事を読んで、「早く見なければ」と思いました。
美術館が閉館するなんて、悲しいですね。どうしてそんなことになったのでしょう。
投稿: 1go1ex | 2016年1月31日 (日) 11時15分
>1go1exさん
今年は、何とかひと月に一度のペースで着物を着る機会が作れたら、と思っています。
美術館はとてもこじんまりとした空間ですが、何とも居心地がよく、地元に愛されたことがよくわかりました。
あ、ここに井浦新さんが座っていたわ…と、ミーハー心も発揮しつつ楽しみました。
投稿: サリィ | 2016年2月12日 (金) 20時17分