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2015年9月 7日 (月)

シネマモードの8月

転居先の家探しが、諸事情により当初の予定から大幅に遅れてしまい、8月後半は引っ越しに向けて準備を進めたくても動けない、空白の期間でした。

毎朝、保育園に出かける前に息子と観るEテレの「フックブックロー」という音楽人形劇。主題歌の

走っても歩いても 地球のスピードは同じです
あせってものんびりでも ちゃんと明日は来るんです

というフレーズに、何度励まされたことか…
(幸せはいつも後ろから追いついてくるよ、というサビの部分にもグッときます。お気に入りの歌が入ったDVDを買ってしまいました。ほぼ自分用・笑)

そんな訳で、現実逃避も兼ねて、この夏は駅前のミニシアター「シネマモード」に度々足を運びました。
現時点では公開が終わったものばかりですが、どの映画も秀逸で心に残る作品でした。

150905movie1
アリスのままで

以前のブログでも書きましたが、ジュリアン・ムーアが大好きなのでこのオスカー受賞作を映画館で観られたのはうれしかったです。
アルツハイマーを発症する女性の物語、とわかっていて観る、冒頭の主人公の美しさが切ない。「高い所に登った人ほど落ちた時には痛い」という真理を痛感させられます。
それでも負けっぱなしにはならない、と、衰えゆく脳細胞をかき集めるようにアリスの思いが吐露される場面は、思わず涙が…
患者寄りの視点ゆえきれいにまとめ過ぎ、という意見があるのも納得ですが、主人公の夫の言動、選択には「そーそー、男の人ってそうなのよねー、万国共通!」と膝を打つリアルさがあって、見ものでした。

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サンドラの週末

海外旅行に行って目的地を移動する間、観光地とはまったく趣きの違う、住宅街や工業団地の風景を目にすることがあります。
賑わいとは無縁の殺風景な景色の中に、自分たちと同じ庶民の日常があるのだなぁと思うと、逆に興味をかきたてられますが、この映画が描くのもまさにそんな暮らしの中の週末。
病気休職した主人公が復職するには、同僚の半数以上にボーナスを返上してもらうことが条件。
一人一人を説得して回るなんて、想像しただけで「無理ムリムリムリ…」と私などは尻尾をまいて逃げますが、主人公も同様に「無理ムリムリ…」とメソメソ泣くところから始まるこの映画。
彼女の、希望と絶望を行き来する心の軌跡と、ことの顛末からは目を離せず…ラストには喝采を送りたくなりました。ダルデンヌ兄弟の監督作にハズレなし。

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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男

ミュージシャンの伝記映画は数々ありますが、JBの場合はキャラクターもパフォーマンスもある意味、人間離れしているので、生身の俳優のそっくりさん演技では追いつかないのでは…と思いながら観ました。
実際、冒頭のシーンの老け作りを目にして「うわ~、キツイ」と感じたのですが…
そんな風に思ってごめんなさい、と反省するほど、チャドウィック・ボーズマンの完コピは入魂の出来。パリ公演シーンでの「ゲロッパ!」には痺れました(ちなみに映画の原題も「Get on up」)…つまりは、忠実に再現すれば誰がやっても極上のエンターテインメントになる、JBの芸の力の凄まじさ、ということでありましょう。
悲惨としか言いようのない差別と貧しさの中の幼少時代、自分で自分を奮い起こす陣太鼓のようにファンクのビートが鳴り響く様には、心が震えました。
ソウルパワーの波動を感じ続ける至福の2時間強。帰宅後、学生時代に買った「Star Time 」(4枚組ベスト盤)を久々に引っ張り出して、即iPodに落としました!

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