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2015年5月27日 (水)

百日紅 

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「Miss Hokusai」というサブタイトルがついたこの映画。原作は、葛飾北斎とその娘・お栄を描いた杉浦日向子の漫画「百日紅」です。

父の傍にいて、背中を追うように浮世絵師の道を選んだお栄。
料理はしない、掃除はしない、ごみが溜まれば引越せばいい…という調子で、創作に打ち込む芸術家父娘の日常はどこまでもむさ苦しい。
その一方で、二人が暮らす江戸の街並みや風俗、四季折々の情景の美しさが、アニメならではの手法でスクリーンいっぱいに広がるのは、とっても爽快でした。

研ぎ澄まされた感覚で物事の本質を捉えなければ、優れた画業は残せないものだろうと思いますが、この父娘もその点、常人離れした鋭さがあり、それゆえにこの世のものでない存在も近しく感じ取ってしまう。
そのあたりの描写も、ぞくぞくするほど面白かったです。

映画版のオリジナルエピソードとして、病弱で、それゆえに父から遠ざけられた盲目の妹とお栄との交流が丁寧に描かれますが、何ら大げさなことは起こらないのに、何度かふっと涙が出そうになりました。

声優は、北斎役に松重豊。「孤独のグルメ」の五郎さんの飄々とした感じとは打って変わって、重厚な台詞回しに男の色気たっぷり。間違っても「メシに合う!」とは言わなさそう(笑)
お栄役の杏は、そのまんま杏。でもよく役柄に合っていました。
(一人、やたら良い声の登場人物がいて、誰だろう…と思っていたら筒井道隆だった)

ジブリ以外のアニメを観るのは何年ぶりか、という感じ。
結髪や着付けの描写に(これは、実際に着物を着たことがあればこんな描写はしないのでは)とケチをつけたくなることころもありました…
が、たった200年前、江戸の人が吸っていたのはこんな感じの空気だったんだな、と、鮮やかに感じ取れた気がしました。

その昔、NHKの「コメディお江戸でござる」という番組があって、前半のコントが終わった頃、杉浦さんの解説の部分だけ見たくてチャンネルを替えていたなぁ…

原作をまたじっくりと読んでみたいです。

いつもの映画館に行った後は、道を渡ってすぐのデパ地下で、余韻に浸りつつドルチェのジェラートを食べるのが恒例。

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倉敷の桃と瀬戸田レモンのダブルで。平成の浮世にも、心おどることは数多くありますね(幸せ)。

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