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2015年5月14日 (木)

イミテーション・ゲーム

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今年度のアカデミー賞で脚色賞を獲得した本作。
脚本家のグレアム・ムーアの感動的な受賞スピーチ。十代の頃の自殺未遂体験を明かした上で、同じような思いをしている子ども達にこの映画を捧げたい…と語った言葉は、ずっと心に残っています。

自分が変わり者でどこにも馴染めないと感じている人達へ。
あなたは変わったままでいい。居場所は必ずあります。
いつかここに立つ日が来たら、そのメッセージを君が次の世代に伝えてください…

英政府の意向で、戦後50年間機密扱いされた、ドイツの暗号機「エニグマ」の解読作戦。
中心的な担い手だった天才数学者、アラン・チューリングの物語を通して、映画に込めた脚本家の思いがひしひしと伝わって来ました。
Stay weired, Stay different.
生まれた時代が違えば、チューリングの人生の色合いは全く変わっていただろうに…

アスペルガー的傾向というのか、言葉を額面どおりにしか理解できず、「推して知る」「空気を読む」能力に欠けた主人公。
凡人が難なくやってのけている他者とのコミュニケーションも、彼にとっては日々、暗号を解き明かすような作業の連続だったのかと思うと、切ない。
そして、史上最も高度と言われたエニグマ・コードの謎に立ち向かったチューリング自身が、秘密を抱えて生きており、それが暴かれたことで破滅を迎えます。

何とも皮肉で、あらすじだけを辿れば哀しいけれど、終盤に出て来る
「あなたが変わっているから、世界は美しい」
という台詞がしみじみと後を引いて、暗いだけの後味ではありませんでした。

内面の品格が雰囲気イケメンを創り上げる、という好例のカンバーバッチさん、ハマり役の熱演(もうちょっと似た顔を探せば?と最初は思った子役も素晴らしい演技だった)。

個人的には、大好きな映画「裏切りのサーカス」に出ているマーク・ストロングが、今作でも凄味のある諜報担当で登場したのが嬉しかったです。
惚れぼれするようなピンストライプのスーツの着こなしを拝ませていただきました。

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今回、この作品を鑑賞したのはシネマモードという映画館。引っ越しの下見に来た折、駅の近くにこの劇場の存在を見つけた時、私がどれだけ狂喜したか(笑)

二つあるスクリーンのうちの一つは、2階席がミニテーブル付きのソファ席になっています。
先月は、荷解き作業が一段落したお祝いに、「6才のボクが、大人になるまで。」を観ました。
邦題は酷いけれど、映画は素晴らしかったです。

自分の人生はひとつ、でも映画を通して、私たちはいくつもの異なる人生の時間を疑似体験できる。
映画館の暗闇で、座り心地の良い椅子に身を沈めながら、改めてその喜びに浸りました。

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