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2014年12月13日 (土)

インターステラ―

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気がつけば去年の暮れにこの映画を観て以来、映画館に足を運んでいませんでした。WOWOWに加入していても「いつか観よう」と録る映画がレコーダーに溜まる一方だし、もう趣味の欄に「映画鑑賞」と書く資格はないかも…と思う今日この頃(涙)

師走に入り、一度もスクリーンに向き合わないまま1年が終わってしまうのは淋しすぎる気がして、時間をやり繰りして鑑賞したのが、クリストファー・ノーラン監督のSF最新作です。

環境変化により地球が深刻な食糧危機に陥る中、人類移住の可能性を探る星巡りの旅。
いやぁ、この映画は本当に大きな画面で観てよかった!
劇場ではなるべく後方の席に座ることにしているのですが、いっそ最前列で、飲み込まれるようにこの宇宙空間を体感したい…と思ってしまったくらいです。

ワームホールを抜けて宇宙の遥か彼方へ旅すること。重力の異なる星に降り立つこと。
それは、地球と異なる速さで流れる時間を生きることを意味し、「ここでの1時間は、地球の7年間分」…なんて具合。そのズレが重階層のドラマを生む面白さは、監督作の「インセプション」と通じるものが。

相対性理論や重力理論なんてちんぷんかんぷんだし、「時空」や「次元」という言葉が示すものの姿を、数式に置き換える頭脳も感覚もまったく持ち合わせていない私でも、ワープ航法なみに飛躍し着地するストーリーに振り落とされることもなく、169分の上映時間に長さを感じませんでした。

設定が見せ場を作り、見せ場が設定に説得力を持たせる。ノーラン映画の持ち味を、今作も堪能いたしました!

冒頭では、大好きな映画「ライトスタッフ」を思い出したのですが、この作品、随所に「未知との遭遇」とか「2001年宇宙の旅」とか、過去の名作を想起させる場面が散りばめられていて、CGが存在しなかった時代、フィルムで撮られていた頃のSF大作のフォロワーになるんだ!という、作り手の意気込みを垣間見た気がします。

しかし、抜きんでた知性や技術を持ち、人類の未来を救うという壮大な使命を担っている登場人物が、心の奥底では自分と身内のことしか考えてなかったり、己の弱さに勝てなかったり。
しまいには無機質なロボットまでが愛嬌ダダ漏れ(笑)という非常に人間くさいドラマになっているところが、遠い宇宙、未知の次元を舞台にしながら、映画の世界にぐっと引き込まれた理由かもしれません。

宇宙船には乗れなくても、シネコンの暗闇に座れば日常を離れる旅に出られる。そんなことを改めて実感できて、映画っていいなぁとしみじみ思った次第です。

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