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2013年8月31日 (土)

風立ちぬ

130826cinema

自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描きたいのである―

と、監督自らが書いた企画書には
「飛行機は美しい夢」
というタイトルがついていました。

2時間余の映画が描き出す情景は、その通り本当に、息をのむほどの美しさに満ちていて、時折心を激しく揺さぶられました。

筋立ては荒っぽく、状況説明も不親切なところが多く、「ハウルの動く城」あたりから顕著になってきた宮崎監督の「わかるやつだけわかればいい」という姿勢もここに極まれり…という感じでしたが、そこはもう、ファンとしては「好きにやっちゃって~」という感じで(苦笑)

大きく広がった空から草木を震わせてやって来る風を、全身に浴びる時のめまいのするような感じ。
実写の映画でも、自分の肌の記憶を呼び覚まされるような体験はなかなか出来るものではなく…
こうしてまた、スクリーンで新たな宮崎アニメが観られたこと自体、美しい夢と向き合っているような思いでした。

父方の祖父が名古屋の三菱で働いていて、社宅で過ごした新婚時代の思い出を聞いたことがあったり、母方の祖母が子どもの頃に体験した関東大震災の記憶を繰り返し語っていたこともあって、上映中は懐かしい人たちの顔を思い浮かべていました。

そして、昭和16年生まれの宮崎駿は、私の父と同い年。
私は「アルプスの少女ハイジ」のTV放送をリアルタイムで見て育った世代です。

前作の「ポニョ」の鑑賞後は、正直「この作品で幕引きっていうのは、ちょっと…」という感想でしたが、この映画を観た後は、あまりのやりきった感に「これは、本当に最後になっちゃうかもしれないねえ…」と、夫としんみりしてしまいました。

公開後に放映されたNHKの関連番組が興味深くて思わず購入した2冊。じっくり読む時間がなかなかないですが、読み応えあり。

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コメント

サリーちゃんは、エッセイストですなぁ~ お見事ですわん!!ヽ(´▽`)/

>bbさん

お褒めのコメント、ありがとうございました(◎´∀`)ノ
宮崎監督、このブログを書いた後に本当に引退の公式発表が出て、ああ、やっぱり…と思う一方、長編「は」もう作りません、と言っただけでこの大騒ぎって??と呆気にとられています。

一切の創作活動を辞められるはずなどない方だと(勝手に)思っているので、まずは末永くお元気で、マイペースでアニメづくりに携わっていてほしいと願っているところですが。ご本人の会見も注目ですね。

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