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2013年1月27日 (日)

つやのよる

120125cinema1

「ある愛に関わった、女たちの物語」という副題がついた、井上荒野の小説の映画化。

奔放な男性遍歴を重ねて来た女、艶(つや)が、病で死の床についている。
見境なく男を追い求める女に翻弄され続けた夫は、かつて彼女と関係を持った男達に報せていく…艶はもうすぐ死にます。

映画は、危篤の報を受け取った男の側に、さざなみのように広がっていく感情の揺れをオムニバス形式で描いていくのですが、スポットが当てられるのは、男達ではなく、その傍らにいる女たち。
豪華女優陣の競演で紡がれるストーリーは、それぞれ激しい情念が渦巻いていて、清川あさみのアートディレクションによるぱっと見ラブリィなポスターのイメージとは、若干違和感が(^_^;)

艶と、阿部寛演じる現在の夫が暮らしていたのは、伊豆大島という設定。
地層の縞模様が圧倒的な断崖をバックに、オンボロの自転車を漕いで病院に通う阿部ちゃんの、鬼気迫る表情とギラギラ光る眼が印象に残ります(撮影には11キロ減量して挑んだのだとか…)。

この夫も、登場する女性たちも、皆、思いを寄せる相手を独り占め出来ない苦しみに向き合っています。
それゆえ、夫の一見奇妙な行為が何を証明するためだったのか、その真意が明かされるラストシーンのセリフが切なく響きました。

…で、この映画を観たかった唯一の理由は、主題歌を愛するクレイジーケンバンドが担当していたからで(笑)
監督からのオーダーは「艶っぽくセクシーな曲を」というものだったそうで、エンドロールに重なりイントロが鳴り響いた途端、グッと来てしまいました。
台本を読んでから作った曲ということもあり、「ま、いいや」と繰り返される歌詞が、愛(というより妄執?)に疲れきった主人公たちの煩悩を、やさしく包んで浄化するようでした。

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