2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

* link *


無料ブログはココログ

« 今週のお弁当 | トップページ | 海の幸山の幸 »

2012年7月 7日 (土)

マウナケア山のサンセット

長らくお付き合いいただいたハワイ旅行の記録。しめくくりに、ハワイ島での今回の旅のハイライトをふり返ろうと思います。

110706hawaii1

これ、国際空港ですよね?…と、オープンエアの開放感にびっくりしたコナ空港

ハワイ諸島の中で一番新しく、「The Big Island」の愛称のとおり、最も面積が広いハワイ島。
火山活動によって今も成長を続けている島には、地球上の13の気候帯のうち、サハラ気候と北極気候を除くすべてが存在するというのだから驚きです。

110707hawaii2
空港からはレンタカーで移動。火山岩が広がる荒涼とした大地の光景は、オアフとは別世界。たくさんの白い石文字(海の方からサンゴの死骸を持ってきて作るようです)が延々と続いていました。

ハワイ島というとキラウェア火山が有名ですが、すばる望遠鏡の完成が話題になった頃から、天文台のあるマウナケア山にいつか行ってみたいな、と思うようになりました。
標高4,205m。ハワイ諸島の最高峰であることはもちろんですが、この山、海底から測った高さは1万mを超え、世界最高になるのだそうです。

かれこれ10年越しの憧れが実現し、サンセット&星空観測のツアーに参加しました。

ホテルからのピックアップは14時半、ということだったので、午前中はビーチで数年ぶりに海水浴。

110707hawaii3

ハプナビーチは天然の白砂ビーチです。なんと、波打ち際から5mも離れていない場所でウミガメが泳いでいるのを目撃しました。ハワイではカメは幸運のモチーフ、いい一日になりそうな予感に大興奮!

マウナケアを目指すツアーは、南の島というよりは「北の国から」のテーマ曲が似合いそうな、大牧草地帯を走り抜けるところから始まります。

110707hawaii4

どこまで家畜でどこから野生なのか、牧場のスケールが大きすぎて日本人の思考の枠には収まりません…(苦笑)
小休止で車を降りると、吹く風は爽やかで、夏の海辺から軽井沢の高原あたりに来た気分。

110707hawaii5
一時は数が激減したという、ハワイアン・グースのネネに遭遇。現在は生息数が増えてきているようで何よりです。

110707hawaii6110707hawaii7

御殿場の東富士演習場に似た米軍の演習場を通過して、溶岩台地も見学させてもらいました。足元でパリパリと崩れる、ミルフィーユ状の溶岩の感触は不思議な感じ。力強い芽吹きも発見しました。

カーブありデコボコありのかなりタフなサドル・ロードを通って、いよいよマウナケアの山頂を目指していきます。どんどん標高が上がって、窓の外に見たこともない光景が広がっていくことに興奮し、車酔いをしているヒマがありませんでした。

標高2800m地点にある、オニズカ・ビジターセンターに到着したのは午後4時過ぎ。高地順応のため長めの休憩で、かなり早めの夕食をとります。

110707hawaii9 110707hawaii8

配っていただいたのはあたたかいお味噌汁と、会議か法事を連想させる大きなお弁当箱w(゚o゚)w
空いている椅子に座って食べ始めましたが、お隣でマフィンをかじっていた欧米人のご家族が明らかに目を見はってました(苦笑)
ビジターセンターの奥に、銀剣草の観察区域がありました。ヒマラヤとハワイでしか見られないという希少な高山植物だそうですが、ハワイ島では虫媒をするミツバチが絶滅してしまい、今自生している銀剣草を最後に消えてしまう運命にあるそうです…

休憩を終えて、いよいよ山頂を目指して出発。マウナケアの斜面はなだらかなので、4000m級の登山が車で出来てしまうのです。 空の青はますます深みを増し、遮るものなく吹き渡る風はすごい勢い。酸素も薄くなっているのが実感できます。

110707hawaii10

雨が少なく大気が安定しているマウナケアは、世界最先端の天文観測装置が立ち並ぶ望遠鏡銀座。看板が飛ばされてしまうのを防ぐため、あらかじめ空気穴?が開いていました。(左側がすばる天文台です)

110707hawaii11

山頂を見晴らせるポイントに車を止め、雲海を見下ろしながら夕陽が落ちるのを待ちます。マウナケア山頂への登頂は禁止されているわけではありませんが(徒歩で登って行く人の姿も見えました)、古来よりハワイの人々には聖地とされてきた場所なので、踏み込むことはしません、とのこと。

朝は水着で泳いでいたのが信じられないほどの寒さで、ツアーで貸してもらえるダウンジャケットや手袋に加え、普段スケート鑑賞で使っている防寒グッズを総動員してちょうど良かったくらい。でも、この光景を目の当たりにしたら、氷点下に近い空気の冷たさなど、沸き上がる感激で忘れてしまいました。

110707hawaii12

夢が叶った!と、思わず口に出さずにいられませんでした。

110707hawaii13

いつか行ってみたい場所、やってみたいこと、見てみたいもの。色々抱いている私の夢、たぶんその多くは実現されないまま死んでいく。でも、いくつかは手が届いたし、これからも一つずつ、望みを叶えるためにがんばっていこう。そう思いながら、輝く光が雲の向こうにすべて隠れてしまうまで見届けました。

110707hawaii14

振り返ると、山頂の上にお月様が…濃く青い部分はなんと、地球の影だそうです。
日没後、山頂付近からは30分以内に降りなければいけない決まりがあって、少し標高の低いところへ移動して、高性能の天体望遠鏡で星空を観察しました。

実は私たちがツアーに参加したのは、満月まであと少し、という天体観測には一番不向きなタイミングでした。それでも、星座と共に月光浴も満喫できたし、北極星を見て、ぐるっと体の向きを変えると南十字星が見られる…というのはなかなか出来ない体験で、良かったです。
いつか、再訪するチャンスがあるとしたら、今度は季節を選んで天の川を見てみたいな。また一つ、夢の在庫が増えました。

天体観測に支障があるため、夜間はヘッドライトを点けずに下山します。
ガードレールもないデコボコの山道を下るのですから、考えてみたら相当スリリング… 夜食用の大きなマフィンをいただいて、ホテルに送ってもらったのが22時半でした。
110707hawaii15
山頂の空気の薄さを証明したのが、持ち帰った空のペットボトル(左側の二つ)のこの状態。夢だけど夢じゃなかった!

今回私たちが参加したのはこちらの会社が主催するツアーです。一行は全部で八名。ガイドの方の説明は丁寧でハワイ愛に溢れ、対応も気持ち良く、いい選択だったと思っています。

気圧の変化に影響されやすい私は、経験したことのない標高に行くことで高山病にならないか不安でした。
でも、休憩をいくつも挟み、水を飲んだり深呼吸をするポイントを細かく指示してくれたので、体調が悪くなることもなく満喫できました。 (一度だけ、ビジターセンターのあたりで頭がボーッと痛んでいたのですが、負けずに黙々と夕食を食べ進んだら、食後には元気になっていました。侮れないお弁当のパワー!)

翌日、レンタカーで島内を巡ってホテルに帰ろうという時、夕方の空にかかっていた雲がすーっと風に流れていき、マウナケアの稜線が目の前に広がりました。

110707hawaii16

ずっと厚い雲に覆われて、下界から山頂付近が見えたのはそれが最初で最後。
明日は帰国する、という時だっただけに、お別れの挨拶をしてくれたようにも思えて、感慨深かったです。

(いつの間にか当ブログのアクセス数が15万を超えていました。拙文にお付き合いいただいて、本当にありがとうございます)

« 今週のお弁当 | トップページ | 海の幸山の幸 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 今週のお弁当 | トップページ | 海の幸山の幸 »