2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

* link *


無料ブログはココログ

« 花と河童 | トップページ | 今週のお弁当 »

2012年4月10日 (火)

チャリティー演技会

110410kobe1

1年ぶりに、ポートアイランドスポーツセンターのリンクへ行ってきました。

「東日本大震災チャリティー演技会2012~復興の街、神戸から」。

昨年、同じ会場でこのチャリティー演技会を見た頃は、頭では「冷静に、自分の出来ることを」と考えつつも、心のどこかは四六時中泣き続けるような日々でした。

自宅が被災したと聞いて、ずっと心配していた羽生選手が、震災後初めて公の場で演技を披露し、渾身の「白鳥」を滑った姿。
思い出すと、今でも目頭が熱くなってしまいます。
スケーター達と客席の強い思いが、あの日はなにか特別な熱気を生み出していました。

1年が経ち、今年は年度始めの平日開催、それも夕方の開演…ということで、去年のようにあっという間にチケット完売、という訳にはいかなかったようです。
(ポートライナーを降りたらダフ屋らしきおじさんがいたので、おぉ?と思ったら、隣の会場でAKBのチャリティイベントがあった模様…)
それでも、関大スケート部を中心にしたスケーターの皆さんには、今年も大いに楽しませてもらいました。

アイスショーのように派手な照明もスポットライトもなく、試合につきものの花束もプレゼントも投げ込まれない。
淡々と一人ひとりのプログラムが続くだけの「演技会」。
簡素なイベントですが、去年に比べて運営面での工夫が加わっていたし、客席もリラックスして、リンクで繰り広げられる演技を堪能できました。
「前回は募金箱の数が多くてあわてちゃったから、今年はお金崩して用意してきた」と喋っている声も耳に入りました。(私も、私も!と心で同意しました・笑)

これが「地に足が着く」ということなのかもしれません。熱気が、時間と共に穏やかな温かさに変わっていったとしても、大事なのは続けること、忘れないことだと信じます。

男子シングルが好きな私としては、ノービスの本田太一くん、期待の若手・町田樹選手、田中刑事選手、そして今はコーチが本業になった田村岳斗さん…
小学生から三十代まで(!)日本男子の来し方行く末をイッキ見できるような顔ぶれが、それぞれ素晴らしいプログラムを見せてくれたのが大満足ヽ(´▽`)/

名前が紹介された瞬間、去年の羽生くんのような満場の大喝采でリンクに迎えられたのは、怪我で今シーズンお休みしていた織田信成選手でした。
チャップリンの衣装で、プログラムは「Smile」。
しなやかな躍動感と、「猫着氷」の異名を取るジャンプの着地のやわらかさは健在です。

続いて、高橋大輔選手がトリを務めました。
エキシビジョンのプログラムを滑る選手が多かったので、大ちゃんもいつもの白いシャツで登場かしら、と思っていたら、衣装がシンプルな黒いシャツ。

この時点ですでに客席はざわざわ、フリーの衣装とは違うし…まさか、もしかして…?
そして、リンクの中央でスタートのポーズが取られた瞬間、

「ギャアアア~!!!」

と叫んで、お隣に座っていた方(注:見ず知らずの初対面)と抱き合ってしまいました
もちろん、会場中が同じような悲鳴と歓声です。流れてきた曲は「ロクサーヌのタンゴ」。

大ちゃんがこの夜の締めくくりに選んでくれたのは、2006-7シーズンに滑っていたエキシビジョンナンバーでした。
その前年、トリノ五輪のシーズンはショートプログラムにこの曲を使っていて、「この若さでこんな妖しげな演技が出来るって…恐ろしい子!」と、テレビの前で呆然としたのを覚えています。

今年に入って、アイスショーで6年ぶりにロクサーヌを滑った様子はテレビで観ましたが、まさか自分の目の前で見られるとは。
夢にも思わなかったほどのことが叶ってしまうなんて…

関西大学の情報によれば「「ロクサーヌは、自分の演技の中で一番人気があるというか、見たい!という声が一番大きい。特別な時にやりたいな、と思っていた」とコメントがあったそうです。

それはもう…客席を悩殺しながらステップを踏みまくる、圧巻の演技でした。
氷上で見せる王者の風格と、演技後ゼェーハァー息切れしながら舌ったらずの挨拶をし、募金箱の前で誰よりもペコペコお辞儀をする腰の低い様子とのギャップ…いつもながらビックリしましたが(笑)

客席で「これが観られるなんて、本当に来てよかったですね~!」と共に喜びあったお隣の方も、そのお隣の方も、スケジュールをやりくりして遠征してこられたとか。募金活動を待つ間、フィギュアよもやま話に花を咲かせたのも楽しい時間でした。

息の長いチャリティとして、この特別な演技会が来年以降も続けられるといいな、と思います。

思いがけない哀しいこともあれば、信じられないほどうれしいこともある。その繰りかえしを当たり前のように生きて、前に進んでいけることは本当にありがたいこと。感謝しよう、と心から思いました。

110410kobe2

会場へ行く前にお参りした生田神社の境内で。
「さまざまのこと思い出す桜かな(芭蕉)」という心境の一日でした。

« 花と河童 | トップページ | 今週のお弁当 »

今日のつぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 花と河童 | トップページ | 今週のお弁当 »