2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

* link *


無料ブログはココログ

2017年9月20日 (水)

デパートでアート

空調完備、食事も買物も出来て、疲れたら休む場所には事欠かない…という訳で、夏場のデパートは私にとっての理想郷(笑)

この夏、催事場で行われた展覧会を観に、あちらこちらのデパートに足を運んだ記録です。

◎8月16日 おさるのジョージ展~「ひとまねこざる」からアニメーションまで (松屋銀座)

170816george1
わが家が親子二代にわたって大好きな絵本「ひとまねこざる」シリーズ。毎週土曜日の朝も、朝食後にEテレで「おさるのジョージ」を見るのが慣例です。

でも、作者であるレイ夫妻が、ユダヤ人であったためにナチスからの逃避行を余儀なくされて、必死に守り抜いて持ち出したのがジョージの絵本の原稿だった、という秘話は知りませんでした。
絵本原画やアニメーションの絵コンテの他、実際の逃亡時に夫妻が持っていた書類や手紙なども目にすることが出来ました。
本当に、平和は大切。

8月は、展覧会と連動して、NHKでもレイ夫妻やジョージの特集番組が放映され、ひとまねこざるファンにとっては楽しかったです。

170816george2
会場にあった写真撮影コーナー。せっかく、撮影係のスタッフも常駐していたのに、この頃スマホに興味津々の息子が「じぶんでうつす!」と強硬に主張し…謎のツーショット写真が完成したという(汗)

◎9月3日 MINIATURE LIFE展~田中達也 見立ての世界 (新宿髙島屋)

170903tanaka0_2
朝ドラ「ひよっこ」のオープニングで、タイトルバックを担当しているミニチュア写真家、田中達也さんの作品展。

本来の活動は、インターネット上に写真を発表するのがメインとのことですが、会場では写真の他に、実際にミニチュアを並べた作品を見ることも出来ました。

170903tanaka00
色とりどりのターンクリップを、キャンプ場のテントに見立てた作品の写真と、その実物。

クスっと笑ってしまうユーモアと遊び心は、作品世界の中だけでなく、タイトルにも存分に発揮されていて、一つひとつ見ていくのがとっても楽しかったです。

ちなみに、この作品のタイトルは…

170903tanaka1

「収納下手な食器棚の奥にある世界遺産」

うーん、わが家の食器棚でも、この状況,、時々見られるかもしれないです(笑)

ジオラマ用のミニチュア人形というのが、様々なサイズで多様な姿かたちで作られ販売されている、という事実にもびっくりでした。
生活の中で、自分でもいつも目にしている物たちが、アイデア一つで全然違う様子に変身してしまう「見立て」の面白さを堪能しました。

170903tanaka2
私が一番気に入った、というか「これは思いつきませんでした…」と感服したのがこの作品。
見ている側も、たくさん想像力を刺激されて、頭が柔らかくなった思いで会場を後にしました。

◎9月20日 美しき氷上の妖精 浅田真央展 (日本橋髙島屋)

170920mao1
かつて長く勤めていた職場が近かったこともあって、今でも大好きなデパートの一つ、日本橋髙島屋。
ウィンドウも真央ちゃん一色だったのを目にした瞬間から、胸が高鳴りました!

170920mao2
正面玄関から入ると、いきなりこの巨大ポスター、ソチ五輪フリーの等身大決めポーズ、大きなモニターでは真央ちゃんのDVDが延々流されているという、ここだけでしばらく足を止めざるを得ない状況が…!(実際人だかりが出来ていた)

ちなみに、流れていたのは2011年全日本選手権のフリー「愛の夢」。
お母様を亡くされた直後の、背中を大きく開けた衣装が痛々しいほど痩せていた真央ちゃんが、演技後に天を見上げて笑顔で小さく頷く姿…
この時、大阪まで見に行ってマスクがぐしょぐしょになるまで泣いたなぁ、と思い出してまた、涙が…

170920mao3
そんな暑苦しいテンションで向かった会場でしたが、中に入ると同じ様に目頭を熱くしている人がたくさんいました~、ご同類!(笑)

出場したオリンピックの衣装はすべて展示されていましたし、バンクーバー五輪の銀メダルも、世界選手権のたくさんのメダルもずらりと並んでいて、充実の内容で大満足でした。

ずっと見続けているファンにとっては、もどかしかったり苦しかったり切なかったり、そんな思いもたくさん味わった歳月…
でも、本当に真央ちゃんと同じ時代に生きて、選手生活をリアルタイムで伴走できたことは幸せだったと、改めて思った次第です。

170920mao4
セーヴ・ザ・チルドレンへのチャリティーでもあるグッズがまた、秀逸!
歴代の衣装イラストの再限度の高さと愛らしさに、クリアファイルとショッピングバッグを購入してしまいました。

2017年9月13日 (水)

九月文楽公演 玉藻前曦袂

170913bunnraku

国立劇場で、文楽九月公演夜の部「玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)」を鑑賞してきました。

東京では43年ぶりに上演される場面もあるということで、満員御礼の札がかかる場内も熱気が満ちていました。

物語は、インド、中国、日本の三国を股にかけて、国家転覆を図る怪物「金毛九尾の狐」が暗躍する、というもの。

帝の寵愛を受ける美しい玉藻前を食い殺し(!)その姿に化ける妖狐。
その体からは怪しい光が放たれる…というのが、絶対読めない、書けない、難読漢字の題名の由来です。
現代文明の力で(笑)舞台上でもピカーっとお人形が光っていましたが、昔はロウソクの灯でもかざしていたのだろうか…

悪い狐を退治できるか?というわかりやすい主題で、一大スペクタクルが繰り広げられる面白い演目でした。
狐の他にも、死装束をまとった姉妹が、負けた方が死ぬという約束で双六の勝負をするという、タランティーノが見たら大喜びで映画化しそうなシチュエーションがあったり、どの段もいちいち濃くて、見ごたえたっぷり。
夢中で観ているうちに、4時間があっという間に経ってしまった、という感じでした。

特設サイトにも紹介されていますが、しめくくりは、国立劇場では昭和49年以来の「化粧殺生石」という一幕。
イヤホン解説では「宝塚のグランド・フィナーレのような」と形容していましたが、物語のあらすじとは離れて、七化けと呼ばれる人形の早変わりを、三味線太夫5名ずつの熱演と共に見せてもらいました。文字通りのボリュームたっぷり、でイヤホン解説の声がかき消されるほどでした。

この、次から次へと人形を変え、ご自身の裃まで早変わりする七変化も凄かったし、物語の中で繰り返される、妖狐が玉藻前に(あるいは逆に)瞬時に変わる瞬間というのが、もう…
どんなに目を凝らしても魔法にしか思えない、本当のメタモルフォーゼとしか言いようのない驚きで、今回の公演は私にとっては、人形の桐竹勘十郎さんにつきる、という感じでした。

息子と毎日観ているEテレ「にほんごであそぼ」では、犬やタヌキの人形(手作りだそうです)を自在にあやつり、イソップ物語や昔ばなしを楽しく見せてくれる勘十郎さん。
同じ動物でも迫力が別レベルでした。
技術、体力、様々な要素の充実がかみ合ってこそ、演じられるのが肉体の芸術なわけで、この機に劇場に足を運べて本当に良かったです。

2017年9月 2日 (土)

CKB20周年&サリサリカリー

170902ckb1
いつだって私の「心の兄貴」、横山剣さん率いるクレイジーケンバンドは、今年が結成20周年。

9月2日土曜日。
心配された台風に直撃されることもなく、青空が美しい赤レンガ倉庫の特設ステージで、記念イベント「CRAZY KEN BAND 20th ATTACK!CKB[攻]」が開催されました。

170902ckb2
お祭り騒ぎの会場では、アメ車やハーレーダビッドソンの展示あり、グッズ販売あり、フードコーナーあり。
腹ごしらえにシンガポール鶏飯を購入しましたら、特製の海苔を逆さまに乗っけられてしまってちょっと残念(写真用に手直ししたら、ご飯粒がくっついてしまいさらに残念…)

170902ckb3
マーライオンが鎮座する野外ステージ。客席には心地良い海風が吹いていて、寒すぎずもちろん暑すぎず、とても居心地のよいコンディションでした。
(ただ、ステージの上はもろに強風を受けて、演奏する側はとても大変だったそうですが…)

海沿いの通路を、メンバーがそれぞれバイクやベスパや人力車(!)で登場した瞬間から、花火で締めくくられたラストまで。
空がだんだん色を変えて暮れていき、月が上り大桟橋が港の夜景にかすんでいく、そんな移り変わる眺めも込みで、上質の音楽に身を委ねて楽しみました。

CKBが結成され、日本がワールドカップ初出場を決め、街には安室ちゃんの『CAN YOU CELEBRATE?』が流れていた20年前は、私達夫婦が結婚した年でもあります。

このブログを書いている9月20日、安室ちゃんは引退を発表しましたが、「30年、40年と頑張ってまいります!」というCKBも、私達夫婦も、引き続き息の長い活動を続けていけますように…

今回の記念イベントを観に遠征してきた従妹が帰宅する日、CKBのギタリスト、小野瀬雅生さんが絶賛しているカレーを食べに六角橋へ出かけてきました。

170902ckb5
個性的な看板がいやおうなしに目を引く、「サリサリカリー」。(←リンク先の公式HPも独特の世界です)

メニューは、水を一切使わないというカレーと、サラダとチャイの3点セット¥1,000のみ。

170902ckb4

紙ナプキンにはこんなコピーが書いてありましたが、ホロホロと口の中でほどける骨付き肉の味わいは絶品で、スパイスの風味も辛すぎず深みがあり、とってもおいしかったです。好奇心が良い結果を生んだランチでした(笑)

2017年8月27日 (日)

フレンズオンアイス2017

170827foi1
夏の終わりに、荒川静香さんプロデュースで開催されるアイスショー「フレンズオンアイス」。
トリノ五輪の金メダリストとなって、華々しくプロスケーターへの道を歩み出した荒川さんが立ち上げてから、早12年目…
平昌五輪のシーズンが目前に迫った8月末、一度は現地で観たい!と思っていたこのショーにやっと足を運ぶことが出来ました。

リンクと客席の距離が本当に近い(それゆえに、真夏というのに芯から凍える)、新横浜スケートセンター。

今年の出演スケーターの顔ぶれはというと

荒川静香、本田武史、髙橋大輔、佐藤有香、鈴木明子、安藤美姫、メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト、本郷理華、宇野昌磨、イリヤ・クーリック、シェイリーン・ボーン、村上佳菜子、イリーナ・スルツカヤ、ジェレミー・アボット、ステファン・ランビエル、チン・パン&ジャン・トン(順不同敬称略)

…といった感じ。
現役の選手は宇野くんと本郷さんだけで、ソチ、バンクーバー、トリノから長野五輪(!)世代のスケーターまで…平均年齢を考えると驚きのメンバーです。

本田さんに至っては小学生のお嬢さんと一緒に滑られていて、皆すっかり立派になっちゃって、と遠い目になってしまいました。
が、何より感動的だったのは、現役を退いて年月を重ねたスケーター達のプログラムが、それぞれの持ち味はそのままに、さらに円熟味を増していたこと。

本当にどの選手のプログラムも素晴らしかったのですが、中でも涙が出るほど感動したのは、中国のチン・パン&ジャン・トンがミラーボールの光の中で滑った「ムーンリバー」でした。

170827foi3

このお二人です。
私は秘かに「氷上の佐々木蔵之介」と呼んでいる(笑)

実生活でご夫婦でもあるこのペア、どんなプログラムでも「愛がダダ洩れ」という感じのラブラブな演技にうっとりさせられてしまうのです。
去年第一子が誕生し、ブランクを経てもなお、変わらないロマンティックな滑りは健在で。ご利益がありそうな、幸せのおすそ分けをいただいて胸が熱くなりました。

170827foi2_2
私が鑑賞した日曜日の夜には、5月に上演された歌舞伎とフィギュアスケートのコラボ「氷艶」がテレビ放映されるというお楽しみもありました。

会場で目撃した時の驚きと興奮は、特に大ちゃんファンには未だに消えない炎となっているようで…フレンズオンアイスの会場にも、義経様宛のスタンド花が色々と贈られていました。

もちろん私も、昼間の感動もさめやらぬまま夜はテレビにかじりついておりました。

長年、好きで見続けていたフィギュアスケート。競技としては時代と共に様々に変化、進化をしていて、その面白さは素直に認めているのですが。

一方で、ベテランスケーターのアイスショーと、前代未聞の異ジャンルとのかけ合わせを一日のうちにじっくり見て、これからは、競技の第一線を退いた後のスケーターにも、様々な活躍の場や選択肢が増えていく可能性を感じました。
採点やメダルとは無関係の、その世界にこそ、私が観たいスケートが待っているようにも思われ。
私もがんばってチケット代を稼ぐから、皆怪我なく、末永く氷上で舞い続けてね…と、心の中で誓った次第です。

170827foi4
テレビカメラで、ホッケー用とフィギュア用、二種のスケート靴を履きこなした市川笑也さんの足元もばっちり、観られました。大ちゃん義経は別格として、この岩長姫さまは忘れられないキャラクター!氷艶のプロジェクトも、ぜひ続いてもらいたいと願ってます。

«髑髏城の七人 Season鳥